ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春 - 佐々木貴之

従来のゾンビ映画の定石的作風を打破した作品を作り出すことに成功したと言っても良いだろう。(点数 75点)


(C)2011 FroBro Films, All Rights Reserved

あらゆるタイプのゾンビの登場により、未だ衰える気配を感じさせないゾンビ映画。またまた異色のゾンビ映画が登場。しかも、青春コメディーのテイストを取り入れた新テイストが味わえるのだ。

監督・脚本を担ったブレット&ドリューのピアース兄弟は、実父が『死霊のはらわた』でSFXアーティストを務めたバート・ピアースということで、幼少期のブレット&ドリューは『死霊~』の撮影を眺めて育った。そんな生まれながらのゾンビ映画メーカーだからこそ、従来のゾンビ映画の定石的作風を打破した作品を作り出すことに成功したと言っても良いだろう。

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ザ・マペッツ - 青森 学

わが子のすこやかな成長を願う親御さんにとっては、このような映画を見せて情操豊かな子に育ってほしいところ。(点数 75点)


(C)2011 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

人間とマペットが共存する不思議な世界がこの映画の舞台。
人間のゲイリー(ジェイソン・シーゲル)とマペットのウォルターは兄弟として育った。ウォルターはマペットショーの熱狂的なファンなのだけれど、ゲイリーと結婚間近のメアリー(エイミー・アダムス)と3人でロサンゼルス旅行に行くのだが、楽しみにしていたマペット・スタジオは蜘蛛の巣が覆い寂れ果てていた。マペット・スタジオは債権者の奸計により今や売却の危機に直面していた。ウォルターはかつてマペット・ショーのリーダーだったカエルのカーミットの屋敷を訪れチャリティショーを開催してマペット・スタジオを守ろうと提案するのだが...。

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バトルシップ - 青森 学

アメリカのジャイアニズムに加担する日本に複雑な気分になったが、あまり深く考えすぎなければ楽しめる作品。(点数 80点)


(C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

NASAからの友好的なメッセージに呼応してやってきたエイリアンが好意を踏みにじり世界を襲う戦争アクション。
アクションが中心だが、自衛艦艦長のナガタ(浅野忠信)と、はみ出し者だが、闘いのセンスに光るものを持つ主人公の海軍士官アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)の逆境の中で生まれる友情も描かれている。

【ネタバレ注意】

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HUNTERS ハンターズ - 佐々木貴之

銃撃戦や痛々しい残虐バイオレンスで観る者を楽しませる。(点数 60点)

廃墟となった軍事施設“ゴーベン要塞”では、ロニー(スティーヴン・ウォディントン)ら五人の男たちが人間狩りを密かに愉しんでいた。そこに、証人保護を命じられたアフガン帰還兵の刑事ルセイント(クリス・ブライアント)、恋人のデヴィッドに誘われてやってきた女アリス(ダイアナ・アグロン)が立ち入るが…。

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ヤング≒アダルト - 樺沢 紫苑

歳は30歳を超えても、精神年齢は20歳くらいのまま、という人は日本人でも多いのではないでしょうか。大人になるって、どういうことなのでしょう?(点数 80点) 


(c)2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.

私が注目する監督は何人かいますが、
30代の若手監督ということでいえば、
ジェイソン・ライトマン監督ははずせません。

 『JUNO/ジュノ』『マイレージ・マイライフ』と、
強烈な作家性とテーマ性を持った作品を作っています。

 この2本の映画は、どうしても見ておきたい映画です。

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アーティスト - 青森 学

サイレント映画にはトーキーとはまた違った良さがあることに気づかされる一品。(点数 85点)


(C)La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm

サイレントでモノクロなのだが、それはあくまで表現法としてこの手法を採用しているのであって、旧来のままのサイレント映画では無い。
サイレントの縛りをメタフォリカルするようなシーンもあって、だからトーキーがすばらしいとか、ではサイレントが至高であるとかの議論を超えて、新しい時代の到来を固辞した男のプライドが過不足なく描かれている。

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ヒューゴの不思議な発明 - 樺沢 紫苑

子供と一緒に見る映画ではないと思いますが、ディープな映画ファンほど心に引っかかるでしょう。(点数 80点)


(C)Paramount Pictures 2011

マーティン・スコセッシの映画というのは、非常によく作りこまれています。
 しかしながら、あまり深い部分まで作られているので、
映画ファンではない、普段あまり映画を見ない人たちにとっては、
敷居が高すぎる気がします。

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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 - 樺沢 紫苑

20代の若者が見ても、「老い」と「孤独」のテーマを強く感じるでしょう。(点数 80点) 


(C)2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.

 最近、「老い」と「孤独」のテーマにする映画が多いような気がします。

 でもそれは、私自身が「老い」と「孤独」について、
いろいろと考えているせいでそのテーマに目が行ってしまうという
可能性も否定できませんが、
映画『マーガレット・サッチャー 』は、20代の若者が見ても、
「老い」と「孤独」のテーマを強く感じるでしょう。

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長ぐつをはいたネコ - 小泉浩子

やっぱりネコは最強? 3Dファンタジーの世界にひたっちゃおう!(点数 80点) 
 


PUSS IN BOOTS (R) and (C) 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

 捨て猫だったプス(声の出演:アントニオ・バンデラス)
 は、孤児院で、卵のハンプティ・ダンプティ(声の出演:
 ザック・ガリフィアナキス)と幸せに暮らしていました。

 ふたりの夢は、「魔法の豆」を入手し、木を育て、雲の中
 にある巨人の城から「金の卵を産む伝説のガチョウ」を盗
 み出すことでした。

 ある日、ブスは、突進してくる猛牛から、女性を助け、村
 の英雄となりますが、ハンプティを助けようとして、無実
 の罪をきせられてしまいます。故郷を追い出され、おたず
 ね者になったプスは、ある町で久しぶりにハンプティと再
 会しますが……。

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マンク~破戒僧~ - 佐々木貴之

アンブロシオの破戒僧ぶりが本作の大きな見所(点数 70点)


(C)photo Mickael Crotto

マシュー・G・ルイスが若干19歳にして書き上げた小説「マンク」は、破戒僧の凄まじい背徳と残虐、エロスによって160年間に渡って禁書扱いされていた。そんな18世紀のゴシック小説をドミニク・モルが映像化。

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第九軍団のワシ - 佐々木貴之

胸のすくような醍醐味を存分に感じさせる男のドラマ(点数 75点)


(C)2010 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

ローズマリー・サトリクフの小説をケヴィン・マクドナルド監督が映像化した歴史ミステリー・ドラマ。

西暦120年。ローマ軍最強と称された第九軍団の兵士5000名がブリタニア侵攻の際に軍団の名誉の象徴である黄金のワシとともに忽然と姿を消す。その20年後、第九軍団指揮官アクイラの息子マーカス(チャンニング・テイタム)はブリテン島の砦に隊長として赴任するも戦闘で足を負傷したことから名誉除隊を余儀なくされる。ある日、マーカスはブリテン島北端の神殿にワシがあるという噂を聞き、奴隷戦士エスカを連れてワシを取り戻して父の汚名を晴らすべく危険な旅に出る…というお話。

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ジョン・カーター - 青森 学

ディズニーの抱く理想が主人公の反骨精神に重ねられているように思う。(点数 85点)


(C)Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

火星人自らが住む星を『バルスーム』と呼ぶ火星にひとり迷い込んだ地球人のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)が火星人間の対立に巻き込まれ種族を超えた民の力を糾合して真の邪悪な存在と戦っていく姿を描く。

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テイク・シェルター - 樺沢 紫苑

疑問が多い問題のラストシーンですが、私はストレートに感動しました。(点数 80点)


(C)2011 GROVE HILL PRODUCTIONS LLC All Rights Reserved.

前回紹介した『メランコリア』は世界の終末の映画でしたが、
今回の『テイク・シェルター』も同様に世界の終末を暗示させる作品ですが、
その雰囲気は大きく異なります。

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トゥルースorデア 密室デスゲーム - 佐々木貴之

「トゥルースorデア」というゲームも興味深いが、本作の眼目である密室デスゲームぶりも注目に値する。(点数 70点)


(C)2011 Truth or Dare Film Ltd

英米版「王様ゲーム」と称され、海外で親しまれているパーティ・ゲーム「トゥルースorデア」=「真実か挑戦か」を題材にしたサスペンス・ホラーで、監督はロバート・ヒース。

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ザ・チャイルド:悪魔の起源 - 佐々木貴之

恐怖や気味悪さ、痛々しいシーンがしっかりと味わえる作品。(点数 70点)


(C)2010 The Weinstein Company LLC. ALL Rights Reserved.

スティーヴ・キングの短編小説「トウモロコシ畑の子供たち」をジョエル・ソワソンが映像化したホラー作品。

自動車事故で立ち往生した若い夫婦がある一軒家に助けを求めて入室。気味の悪い夫婦が棲んでいるこの家で宿泊することになったが、その夜に不気味な物音が聞こえてきて状況が一変。逃げ出そうとする若い夫婦を姿が見えない何者かが邪魔をし、どんどん追いつめていく…というお話。

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