あまりの迫力に悪酔いするかも。好き嫌いが分かれる可能性高し。(点数 90点)
(C)2012映画「ヘルタースケルター」製作委員会
俳優たちの私生活と役柄がだぶって見えることがあります。
私生活で離婚した俳優が、役柄で恋人との別れに見せるせつない表情に「もしかして?」とつい深読みをしてしまいます。
さまざまなスキャンダにまみれても、あれだけ美しく存在感のある沢尻エリカを見ていると、この役は彼女のためにあると確信してしまいました。
あまりの迫力に悪酔いするかも。好き嫌いが分かれる可能性高し。(点数 90点)
(C)2012映画「ヘルタースケルター」製作委員会
俳優たちの私生活と役柄がだぶって見えることがあります。
私生活で離婚した俳優が、役柄で恋人との別れに見せるせつない表情に「もしかして?」とつい深読みをしてしまいます。
さまざまなスキャンダにまみれても、あれだけ美しく存在感のある沢尻エリカを見ていると、この役は彼女のためにあると確信してしまいました。
第二次大戦後、ブラジル日系人社会で日本の敗戦を信じなかった人々の悲劇を、ブラジル人監督が日本人キャストで描いた力作(点数 78点)。
(C)2011 Mixer All Rights Reserved.
9年前、ブラジル・サンパウロの日本人街に行ったことがある。
商店街のような通りだが、日系ブラジル人が数多く住んでいるので、そう呼ばれていた。
そこの商店には、カップヌードルが2種類、並んで置いてあった。
ちょっと見た目は全く同じだが、一つは日本からの輸入品で、もう一つは、現地で生産されたものだった。
誰を信じれば良いのか分からない観るものを疑心暗鬼に誘い込むストーリーテリングは見事だったと思う(点数 85点)
(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
舞台は南アフリカ、ケープタウン。
悪のカリスマである元CIA局員、トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)の悪の頭脳に翻弄される駆け出しのCIA工作員(ライアン・レイノルズ)。
トビン・フロストを収容していた隠れ家(Safe House)が何者かに襲撃され、内部情報をリークしている者がいるとフロストは仄めかす。
「よくやった。後はまかしておけ」という奴は裏切り者だとフロストは言う。その裏切り者は誰なのか最後で明かされるのでこの台詞にはとくに注意して観ることをお勧めする。
父親探しの映画が多すぎる!?(点数 80点)
(C)2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character & TM (C)2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.
あなたは、映画に何を一番求めるますか?
「おもしいろ」かどうか? エンタメ性。
あるいは、共感し感動する、深いテーマ性でしょうか?
私は欲張りなので、エンタメ性とテーマ性の両方を求めます。
先日、『アメイジング・スパイダーマン』を見ましたが、
これも、エンタメ性とテーマ性の両方の要素が含まれている作品だと
感じました。
特に、幼少時に亡くなった父親の秘密を探るという
「父親探し」のテーマと、「自分は誰か?」という自分探しのテーマ。
最後まで狂気と不快感をとことん味わわせてくれるバッドテイスト丸出しの本作。(点数 45点)
(C)2011 SIX ENTERTAINMENT
日本でも話題を呼んだ『ムカデ人間』の待望の続編。でも、前作を超越する低俗さ、過激さが原因でイギリスやオーストラリアでは上映禁止になり、日本でも上映禁止になりかけた。だが、修正を施した結果、R18+指定での劇場公開が決定した。
サメ映画の定番の描写もたっぷり取り入れながら、従来のサメ映画にないアイデアも盛り込んで、最後まで楽しめた(点数 69点)。
(C) 2011 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
サメが人を襲う映画は見飽きた気がしていた。だが、この作品の監督は、スプラッター・ホラーの秀作「デッドコースター」「ファイナル・デッドサーキット3D」などを手掛けた、デヴィッド・R・エリスである。
ただ若者たちが海洋に投げ出されてサメに襲われるだけの「赤い珊瑚礁 オープンウォーター」などとは違い、殺人ゲームを仕掛ける人間たちの狂気を描いて、意外に面白いサスペンス・ホラーを作り上げた。
カルト監督・井口昇がアイドルグループ・スマイレージのメンバーを主人公に手掛けたオムニバス・ホラー。アイドル映画としても成立させつつ、井口監督らしい恐怖と笑いの世界を作り上げている(点数 70点)。
(C)2012「怪談新耳袋 異形」製作委員会
「怪談新耳袋」はこれまで、テレビ版、劇場版とも質が高く、Jホラーを中心に現在の映画界を担う新鋭の監督たちによって、様々に実験的な試みが行われてきた。その最新作を、「片腕マシンガール」「富江 アンリミテッド」のカルト監督・井口昇が手掛けた。
四つの短編からなるオムニバスで、それぞれにアイドルグループ・スマイレージのメンバーが出演している。
ベッソン得意のエキセントリックなキャラクタは登場しないが、過去の傑作に比肩するアクションシーンは見もの。(点数 86点)
(C)2011 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – GRIVE PRODUCTIONS
『ニキータ』ではアンヌ・パリローが演じた暗殺者の狂気にも似た激しい感情が作品に充満し、『レオン』ではジャン・レノが演ずる殺し屋の絶対的な孤独が痛いほどまでに表現されていたが、今作ではそういった伏流する感情表現がいまいち足りなかったように思う。
だが、殺しのアイディアは作品の随所の活かされていて本作をアクション映画として観るならばじゅうぶん楽しめる。
手練れの殺し屋は針金製のハンガーでも凶器にしてしまうと聞いたことがあるが、歯ブラシを武器にして戦うのはクライマックスの戦闘シーンであってもちょっと微笑ましかった。
親子関係を深めるには一緒にいる時間を増やすこと(点数 90点)
(C)2011TwentiethCenturyFox
最近、「父性」をテーマにした映画が凄く多いような気がします。
見る映画のほとんどがそういう映画です。
これは、「父性」をテーマにした作品が増えているのか?
それとも、私の最大の関心事である「父性」をテーマにする映画を、
直感的に、そして無意識にセレクションしているせいのか?
答えは、おそらく「両方」でしょう。
井口監督が仕掛けるホラーの波状攻撃にスマイレージが挑む。(点数 75点)
(C)2012「怪談新耳袋 異形」製作委員会
4つの短編で構成されるオムニバス。
不条理な恐怖と笑いが横溢する「赤い人」は注目。恐怖の中にも笑いを少し偲ばさせるセンスが良い。
恐怖も笑いも深いところでは不条理感がつきまとうところが共通しているような気がした。
過酷な大自然に翻弄されながらも立ち向かう人間という構図は良かったものの、自然の力が大き過ぎて人間の矮小さが目立ってしまったのが惜しい(点数 73点)
(C)2011 The Grey Film Holdings, LLC.
アニマトロにクスがうまく活きていた。狼との格闘シーンや、今まさに息絶えようとする狼の身体に俳優が触れて演技するシーンはリアリティがあり、やはりCGだけでは迫真ある演技は難しかっただろう。
極限状態の中で生きる人間の意志がこの映画のテーマのようだけれど、自殺を図った主人公のオットウェイが生きることに執着する理由をもうちょっと掘り下げて説明してくれるとかなり深いドラマになったように思う。
こんな前向きな少女がいたなんて。どん底の人に生きる勇気を与えてくれる映画(点数 100点)
(C)2011 Enticing Entertainment,LLC,All Rights Reserved.
号泣映画とは聞いていましたが、ここまで泣かされるとは想定外でした。
今年一番泣いた映画『幸せへのキセキ』の2倍くらい泣かされてしまいました。
サメに片腕を奪われた13歳の天才サーファー、ベサニー・ハミルトン。
彼女が、そのどん底からの再起を描いた、実話の映画化。
「狂馬・巴里」です。世界的なハダカ・アートショーの裏表を魅せるフィジカル・エンターテインメント・ドキュメンタリー。(点数 80点)
(C)2011 – IDEALE AUDIENCE – ZIPPORAH FILMS, INC. TOUS DROITS RESERVES – ALL RIGHTS RESERVED
ヌードが猥褻なら、第一にそれを創った神こそが断罪させなければならいわけで、そんな思いでパリへ行った折に「Crazy Horse」に吸い込まれてしまうのは、健康な人間にはごく自然なのだと思います。
びっくりしたのは訓練した女性の動くヌードの美しさは目から鱗が落ちる思いでした。世にミスなんとかだのと美しい健康美のコンテストが存在するのならば、水着なしで踊るべきではないのだろうか?と妄想させられました。
新人監督による群馬県桐生市のご当地映画。高校生の孤独がテーマだが、ご当地映画の要素を様々に入れて話が拡散してしまったのが惜しい。(点数 55点)
(C)GAFLLC
27歳の新人監督・草野翔吾が、2時間近い映画を作った。監督の故郷でもある群馬県桐生市の企業や団体、ボランティアが協力したご当地映画だ。
予算もなかっただろう。2時間はさすがに長い。ゆるい部分もある。
それでも、捨てがたい魅力を持った作品だ。
アメコミのヒーロー同士の対決も観られてとても贅沢な映画といえそうだ。マーベルとしてもこれまで世に作品を送り出してきた活動のマイルストーンになるだろう。(点数 85点)
(C)2011 MVLFFLLC. TM & (C)2011 Marvel. All Rights Reserved.
雷神ソーとロキの関係が今作の鍵なので『マイティ・ソー』だけでも予備知識として観ておいたほうが良さそう。
アイアンマンであるトニー・スターク(ロバート・ダウニー Jr.)とハルクに変身する科学者のブルース・バナー(マーク・ラファロ)の専門的な会話にはついていけなかった。
科学知識を披瀝するような会話は無駄。
マーベルの作品にはこのようなシーンが多く登場する。おそらくきちんとした科学考証を下地にしていると思うが、映画を観る人の多くは子供だったり、そんなハイレベルな知識を披露されても理解出来る人は少ないだろう。