台湾のゾンビ映画。エログロ・ナンセンスの乱れうちでサービス満点だが、今一つ盛り上がりに欠ける(点数 55点)

(C)2012 Heyshine International Co., Ltd and Film Asia Entertainment Group Co., Ltd. All RightsReserved.
日本では世界各国のゾンビ映画が公開されてきたが、今回は台湾のゾンビ映画。
中華文化圏である台湾には、幽幻道士シリーズなど、キョンシーの伝統がある。
いわゆる屍鬼だが、この作品はそういう伝統的なリビングデッドより、ジョージ・A・ロメロがブードゥーのゾンビに吸血鬼の要素を取り入れて作り上げたモダンゾンビの色が濃い。
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かなり悲惨な状況なのに、クスリと笑わせてくれるのがすごい。きれい事じゃないリアルさに号泣!(点数 95点)

(C)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP
実話を元にした映画って、ちょっとずるいトコがありませんか?
「この作品を観て感動しないなんて、人でなしかも」という匂いがさりげにするから。
「感動間違いなしっ!」といわれると、少し身構えてしまう自分。
でも、この作品には、負けました。かなり悲惨な状況なのにみていて、クスリと笑ってしまうほどユーモアが効いているから。
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19世紀当時のイギリスの時代背景が丁寧に描かれているのが素晴らしい(点数 55点)

(C)2010 Burke & Hare Films Limited and Entertainment Film Distribution Limited
イギリスのエジンバラで1827年から約1年間かけて起きたウェストポート連続殺人事件を題材にしたサスペンス・コメディーで、監督はジョン・ランディス。
お金に困っているバーク(サイモン・ペッグ)とヘア(アンディ・サーキス)は露店でニセ薬を販売していたが、インチキがバレて稼げなくなってしまう。ある日、ヘアの家の下宿人が家賃を滞納したまま死亡。
死体の処理に困ったバークとヘアは、解剖用の遺体を買い取っているノックス博士(トム・ウィルキンソン)の噂を聞いて彼のもとに遺体を持ち込んで5ポンドを獲得する。
これに味を占めた2人は遺体入手のために武器を持ち出して街へ繰り出すのであった……。
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サッカーを通してより人間性の豊かな人材を育成していく。教育改革者の視線はいつも遠い未来を見据えている。(点数 83点)

(C)2011 DEUTSCHFILM/CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT/SENATOR FILM PRODUKTION.
英語教師のコンラート・コッホが母校に招かれ教鞭をとるうちにサッカーを通して自立した人間を育成すること目指していく。
コッホはドイツサッカー界のパイオニアと呼ばれている。
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沖縄は北町(ちゃたん)美浜へ行った気分になるさーねー」と語りたい、男女6人によるスタイリッシュな今風コメディ。(点数 55点)

(C)2012「ハイザイ 神さまの言うとおり」製作委員会
本作は、2010年に沖縄の 北谷町 美浜にオープンした複合娯楽商業施設「デポアイランド」という器の中で青春するチャンプルーテイストな美味しさが評判で、沖縄国際映画祭 長編プログラムLaugh部門に出品されました。
出演は『桐島、部活やめるってよ』の落合モトキ。彼が演じる原沢にアパレル経営者と間違えられ誘拐される小熟女看護師にともさかりえ。ナイチャー旅行者カップルには深水元基と吹田早哉佳、こっくりさんの予言に翻弄される女子高生に「ラッキーガールズ」(沖縄のアイドルグループ)のALISAとMIINA。そして芸人「笑い飯」の西田幸治やミュージシャンのスネオヘアーが脇を固めています。
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同工異曲と言ってはちょっと手厳しいが、ボーンシリーズには根強いファンが居るので、そういった人のニーズに応えているように思う(点数 85点)

(C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
”ボーン”の名を冠しているが、厳密にはボーンシリーズのスピンオフといえるのが、この『ボーン・レガシー』。
ボーンシリーズの信条らしいのだが、ストーリーの進行上、必要でないアクションシーンは取り入れないことである。今作でもその縛りは生きているようで、派手さがなく結構地味な演出になっている。そのトレードオフとして現実感を喪失しないスパイ映画として成立している。
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原発事故を正面から描いた園子温監督の力作。放射能の恐怖をあおるような描写に疑問を感じながらも、そのエネルギーに圧倒された(点数 78点)

(C)The Land of Hope Film Partners
「ヒミズ」が昨年のベネチア映画祭に出品された際、園子温監督は、「次は原発の話を撮る」と語っていた。
その言葉通り、東日本大震災から数年後を舞台に、地震で原子力発電所がメルトダウンする話を撮った。
テーマがテーマだけに、日本では資金調達が難しく、イギリスと台湾の製作会社からの出資を得て完成させたという。
そのエネルギーには敬意を覚える。
だが、このような描き方でいいのか、どうか。問題作である。
タイトルは「希望の国」だが、描かれているのは、絶望なのだ。
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最後まで観る者を引きつけるドラマ展開(点数 70点)

(C)2011 MIENTRAS DUERMES, A.I.E./CASTELAO PICTURES, S.L.
『REC/レック』シリーズの監督(1&2作目のみ)として注目を集めたジャウマ・バラゲロ監督が手懸けたエロティック・スリラー作品。
バルセロナのマンションで住み込み管理人として勤務するセサル(ルイス・トサル)は、毎夜のように住人のクララ(マルタ・エトゥラ)の忍び込んではベッドの下に潜み込みながら彼女の帰宅を待ち、彼女が寝静まるや、薬をかがせて昏睡状態にさせてその身体を弄んでいた。そんなセサルの行動は、日々エスカレートしていくのであったが……。
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人間がほんらい持つ生きる力に気付かせてくれる、賦活のドキュメンタリー(点数 85点)

(C) son et lumiere
コルカタ。植民地時代のイギリス人に「この宇宙で最も汚いところ」と言わしめた土地。
コルカタに住む3歳の男児ビラルを中心に家族の日常を追ったドキュメンタリーだが、障がい、借金という困難を抱えつつもビラルの家族は希望を捨てない。生活苦や日常に埋没しそうになってもまた前に進もうとする家族のたくましさに心を動かされる。
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オリジナル版を観ていなくても楽しめることは間違いない(点数 60点)

(C) 2011 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.
ジョン・W・キャンベル・Jrの原作「影が行く」は51年に『優生よりの物体X』としてはじめて映像化され、82年にジョン・カーペンター監督によって『遊星からの物体X』としてリメイクされ、今でも多くのファンに語り継がれている。
今回、マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・jrによって3度目の映像化となったが、これはリメイクではなく、カーペンター版の前日談を描いた新たなる物語なのである。
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とにかく楽しくて、笑っていると感動までしちゃうアニメ。(点数 95点)

(C)2012 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
シリーズものって、難しいと思います。1作目が最高で
あとは、息切れをしてしまうパターンが多いから。
だから、シリーズが完結して、「ああ!」と感動がかみしめられるとめちゃくちゃうれしくて、幸せ。
この作品も、そうでした。
ラストでひとり、にたにた笑ってしまいました(不審人物っぽいかも)。
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スタイリッシュな映像と4人の女性の魅力が素晴らしい英国製クライム・サスペンス。(点数 70点)

(C)4.3.2.1 Distribution Limited 2010. All rights reserved
イギリスで役者ともして活躍中のノエル・クラークが監督・脚本・製作・出演の4役をこなした意欲作。
ジョー(エマ・ロバーツ)、カサンドラ(タムシン・エガートン)、シャノン(オフィリア・ラヴィボンド)、ケリー(ジャニカ・ウォーレン=マークランド)の4人は親友同士。
そんな彼女たちが高額なダイヤモンド盗難事件に巻き込まれてしまう。
そう、シャノンが偶然にも盗まれたダイヤを入手してしまい、窃盗団から追われる身になったのだ。シャノンを救出するべくロンドンとニューヨークを股にかけて窃盗団との対決する週末の3日間を描く。
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政治風刺映画として映画史に大きな足跡を残すことが出来たと思う。(点数 87点)
(C)2012 Blind Spot Pictures, 27 Film Productions, New Holland Pictures. ALL RIGHTS RESERVED.
ナチスが密かに月に逃れ基地を建設し軍備を増強して再び世界征服を目論む政治風刺コメディ。
愚かなナチスを嗤い、利己的なアメリカを嗤い、エゴを剥き出しに争う国際政治を嗤いものにしてとにかく痛快。
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「独裁」とはどれほど笑えるのか? こんなに可笑しなモノなのだとわかってしまう、今だからつくることのできるパロディ映画の一撃!(点数 65点)

(C) 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
いかにも社会派らしいタイトルですが、中身はワディア共和国のトチ狂った将軍様と影武者が現代NYの市井と政治に溶け込んだフリをして大騒動……。その時世界は動くのか?それがまったく動かないという現代。
世界征服を目論むワディア共和国のアラジーン将軍様は、自分が法律、反抗分子どころか少しでもお気に召さない向きは即刻「首切」してしまうツワモノなのでした。
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骨太なファンタジーのエッセンスを持った作品。(点数 70点)

(C)2011 Universal Studios. All Rights Reserved.
悪に立ち向かい戦うヒロインという、今までとは全く違う、
新しい白雪姫のイメージを作り上げた作品。
もっとエンタメ色の強い作品かと思いましたが、
アイルランド・ロケで良い風景を撮っているし、
セットもそこそこ豪華だし、ラストの攻城戦のアクションも迫力があり、
なかなか骨太な作品に作られおり、予想外に良かったです。
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