もうちょいスマートにできなかったものか(50点)
高等専門学校ロボットコンテスト(これを略してロボコン)を題材にした、青春ドラマ。
リアリティには目をつぶって気軽に楽しむのがコツ(60点)
『トゥルーマンショー』や『ガタカ』など、風刺の効いた近未来ファンタジーを描かせると上手いアンドリュー・ニコル監督による、コメディドラマ。
偶然にも最悪な映画か(20点)
CM界出身のグ・スーヨン監督が、自作の小説を映画化した作品。主人公の在日朝鮮人の少年が、姉とエッチした後に自殺されてしまい、彼女の死体と共に九州方面へ向かうロードムービー。歌手の中島美嘉の出演も話題だ。CM出身の監督という事で、映像のセンスはさすがにいいのだが、音楽が少々うるさい部分がある。
カメラマンの視点の映像は、じつにたくさんの事を教えてくれる(50点)
"ロバート・キャパの魂を受け継ぐ男" ジェームズ・ナクトウェイに密着したドキュメンタリー映画。インドネシア、コソボ、パレスチナ、ニューヨークでの、戦場カメラマンとしての彼の仕事ぶりを描く。
安心して見る事ができる、傑作ホームドラマ(70点)
28才の新人監督、西川美和が、「雨上がり決死隊」の宮迫博之を主演に、ある家族の混乱と崩壊、そして再生への兆しを描くハートウォーミングドラマ。役者陣の見事な演技力と、超リアルな人物描写のおかげで、抜群に面白いドラマにしあがっている。
斬新な殺陣に、非凡なセンスを感じさせる(70点)
北野武監督が、勝新太郎の代表作を再映画化。監督本人による記者会見によると、「勝さんのとはまったく違った物にするけど、それでいいなら」という事で、監督を引きうけたそうである。ベネチア映画祭に出品したそうだが、中身は賞狙いなど無縁のエンタテイメントだ。余計な事は考えず、ただ見て楽しむという映画である。
どうしても見たい人だけが見に行くという作品だ(30点)
台本無し、全部アドリブという、特殊な演出方法で描いた、実験的なドラマ。デジタルビデオによる凝った撮影。画面4分割などの奇抜な演出……、どこをみても、斬新な作風の作品である。
低予算だというのにVFXと主演男優が話題になりそうな、奇妙なホラー映画(30点)
『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベルくんを主演に据え、比較的少ない予算で作られた、イギリス製戦場ホラー映画。なんとも特異なジャンルである。
アイドル映画としてはまあまあ(55点)
松田聖子の娘のSAYAKAちゃんが初主演したSF映画。同名のベストセラーマンガの映画化である。なかなか高い点数の理由は、特撮含む映像の出来が良いというのが理由だ。逆にいうと、それ以外は……、という事でもある。