◆カリスマブロガーの美味しい挑戦(60点)
最近若い女の子と食事をすると、みなこぞって料理の写真をとる。合コン中だろうが一流レストランだろうが、彼女たちはおかまいなしだ。対面にいるこちらが相手にされていないという事実は置いておいて、可愛い若い子たちにも、その中にはあつかましいオバサンの要素が含まれるということかと思う瞬間である。
◆カリスマブロガーの美味しい挑戦(60点)
最近若い女の子と食事をすると、みなこぞって料理の写真をとる。合コン中だろうが一流レストランだろうが、彼女たちはおかまいなしだ。対面にいるこちらが相手にされていないという事実は置いておいて、可愛い若い子たちにも、その中にはあつかましいオバサンの要素が含まれるということかと思う瞬間である。
◆アニメのレベルは高いのだが(45点)
古典を含む文学作品というものは、そうそう爆発的に売れるものではない。誰だってエンタテイメントの方が楽しいのだから当たり前だが、それを覆し、出版業界を驚かせた事件が2007年に起こった。それは、週刊少年ジャンプの人気漫画家たちに、そうした小説の表紙を描いてもらったところバカ売れしたというものだ。
◆猛烈な感情を感じる、静かだが激しい映画(75点)
ある程度の数をみると、映画にはざっと二種類あることがわかる。商業的成功を主目的にしたものと、儲けを二の次にしても(映画作家たちが)作りたくて作る作品である。むろん、映画づくりはバカみたいに金がかかるから、他人の金を集めて作る限り、完全な意味での好き勝手が出来るはずはないが、それでも後者の方が、(たとえ予算規模は少なくとも)より情念のこもった作品になるのは当然である。
◆「別れ」のあとには何が来るのか?(85点)
3DCGアニメーションで知られるピクサー社は、いうまでもなくこの地球上で最強のアニメーションスタジオである。品質面でも、ビジネス面でも、ここ以上のアニメ映画を作れる会社はどこにも存在しない。とくに私が立派だと思うのは、この会社が15年にわたり「オリジナル」にこだわり続けてきたことだ。
◆監督たちの狙いをしっかり汲み取った邦題にすればよかった(30点)
ラブコメの女王、なるフレーズが死語になって久しい。最近の米映画は熟女ラブコメとでも呼ぶべき作品が花盛りで、このジャンルで活躍する女優はもう一人や二人じゃないわけだ。
◆なぜかいつも裸のマッチョくん(60点)
若い女性の皆さんが思い切り感情移入して楽しむファンタジック・ラブストーリーのパート2である本作は、相変わらず障害だらけの恋にイケメン&美少女が悩まされる胸キュンな展開が楽しめる。
◆終盤の対決シーンが良くできている(65点)
サバゲーをやっていたら、相手がBB弾ではなく実弾を撃ってきました。ルール違反にもほどがあると思うのですが、どうしたらいいでしょうか?
◆ナチス兵がぶち殺されるさまを皆で見る(60点)
ロッテリアの絶品バーガーのヒットを受け、本作も「つまらなくて途中退場した人は無料」キャンペーン(公開から4日間限定)を行うという。
◆どう考えても映画史上ナンバーワンのスペクタクル(80点)
『2012』には、人々がローランド・エメリッヒ(「デイ・アフター・トゥモロー」(04)、「インデペンデンス・デイ」(96)監督)に望むものがすべてある。彼の映画を好きな人なら、この秋必見の超大作である。
◆高校生に授業で見せるべき映画(70点)
この秀逸なタイトルは、原作となった2ちゃんねるのニュース速報(VIP)板におけるスレッドの名前から取ったという。とくに「ブラック会社」という、最近よく聞く用語の名づけが上手いと思う。
◆誰一人警察官に見えない(20点)
日本映画史に輝く角川映画ブームを巻き起こした大プロデューサー、角川春樹自ら監督・脚本を担当する『笑う警官』は、「150万人動員できなかったら、もう映画は作らない」と本人が語る入魂の一作である。
◆19世紀の原作が今でも通用することの意味(80点)
チャールズ・ディケンズの原作は、これまで50回以上も映像化されたといわれるほどだから、あらすじは誰もが知っていることだろう。本作のタイトルにあるディズニーも、以前にアニメーション作品として発表したことがある。
◆生誕100年以外に理由や情熱があったのか(20点)
松本清張の代表作で、数々のサスペンス劇場の元ネタとなった『ゼロの焦点』が、原作者の生誕100年記念で再映画化された。原作は1ページ目からワクワク感に襲われるエンタテイメント作品だが、映画版は気を抜くと最初の1分間から睡魔に襲われる、斬新な映像解釈である。