凝ったプロットの必然性が感じられない(50点)
出会うはずのなかった3人の人生が、心臓移植というひとつの出来事をきっかけに絡みだし、意外な結末を迎えるという人間ドラマ。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツといった演技派の役者が出演する。
凝ったプロットの必然性が感じられない(50点)
出会うはずのなかった3人の人生が、心臓移植というひとつの出来事をきっかけに絡みだし、意外な結末を迎えるという人間ドラマ。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツといった演技派の役者が出演する。
「米軍万歳映画」に飽きたらこの「弱者万歳映画」をどうぞ(70点)
地球に氷河期がやってくる大災害を描いたパニック映画。VFX満載で人間賛歌のテーマを描くという、この監督(ローランド・エメリッヒ)お得意の娯楽超大作だ。
若々しいセンスでさわやかに描いた傑作青春映画(85点)
嶽本野ばら原作、深田恭子主演、茨城県下妻を舞台にしたコメディ友情ドラマ。「サッポロ黒ラベル」のCMで、スローモーションによる卓球シーンを演出した中島哲也監督の若々しい映像感覚は、本作でも存分に発揮されている。地方を舞台にした日本映画はどうも垢抜けないイメージに仕上がることが少なくないが、『下妻物語』にはそれが全くない。このセンスの良さにまず驚かされる。
“ハニメーション”のおかげで、ただのおバカ映画ではなくなった(60点)
大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で知られる庵野秀明監督による実写アクション映画。永井豪の原作マンガを知る者も、知らない者も楽しめる楽しいつくりになっている。
熟女たちの挑戦がさわやかで若々しい(75点)
婦人会の熟女たちが、チャリティーのためヌードカレンダーを企画したというイギリスの実話を映画化した、笑えて泣けるコメディドラマ。1999年に実際に発売されたこのカレンダーは、なんと30万部も売れたという。彼女たちは、この57万ポンドの売上金で、白血病の治療施設とソファを病院に寄付した。
ごく普通のティーン向けホラー(50点)
ホラー映画『ジーパーズ・クリーパーズ』の続編。監督や製作等のメインスタッフは共通、前作の4日後という設定のPART2だが、基本的には前作を見ていなくても楽しめるようには作られている。そのため邦題も、観客の間口を狭めぬよう、あえて続編とはわからぬようにしている模様だ。
女優が魅力的なまとまりの良いロマコメ(60点)
メグ・ライアンをロマコメの女王に押し上げた『恋人たちの予感』の監督によるロマンティック・コメディ。同じ日公開の『ル・ディヴォース パリに恋して』にも主演したケイト・ハドソンが、こちらでもその明るい魅力を存分に発揮している。
主に米国人&仏人向き(40点)
ケイト・ハドソン&ナオミ・ワッツ共演の、パリを主な舞台にした恋愛ドラマ。ヒロインの若いアメリカ人女性がフランス人男性と恋をするが、米仏の文化的なギャップに一苦労するというストーリー。モラルやマナー、金銭感覚……などなど、そのカルチャーギャップを理解して笑える人向き。
ヨン様の鬼畜なプレーボーイぶりを楽しもう(65点)
『冬のソナタ』で人気沸騰中の韓国人俳優、ペ・ヨンジュンの初主演映画。18世紀の王朝時代を舞台にした恋愛模様が描かれる。お目当てのヨン様は『冬ソナ』の微笑み貴公子からイメージ一新、メガネをはずし、野性味あるひげ面で、日本で言う光源氏のような究極のプレーボーイを演じている。
普通に見れば面白い犯罪コメディ(65点)
55年の『マダムと泥棒』をリメイクした犯罪コメディ。何も知らない一人の老婆に完全犯罪を邪魔され、翻弄される泥棒たちの姿をシニカルに描く。主人公の知的な紳士(でも泥棒のリーダー)を演技派トム・ハンクスが演じる。
ヌードにばかり気をとられていると騙される(75点)
フランス、プロヴァンス地方を舞台にしたミステリ作品。この監督お気に入りの女優さんを主演に立てた、ちょっとセクシーな要素もある大人向けのドラマだ。
誰もが楽しめるホラー映画の王道(70点)
70年代ホラーの名作『ゾンビ』のリメイク作品。ノロノロ歩く古典的なゾンビと違って、『ドーン・オブ・ザ・デッド』に出てくる奴らはスピードも速いので恐怖も倍増。その他にも随所に現代的なアレンジが施されている。もともとの骨格がよいから、いまどきのホラー映画としても十分に通用する作品になったといえる。また、オリジナルを知らない人々が見ても、普通に面白いゾンビ映画となっている。