開始後30分で、ほとんどの人はついていけなくなる(20点)
原作本『ダ・ヴィンチ・コード』は、全世界で3800万部も売れたベストセラーだ。この映画化にあたっては、カンヌ映画祭のオープニングまで、世界中どこでもマスコミ向けの試写会すら行わず、徹底した秘密主義で煽りまくり、話題性を盛り上げた。
開始後30分で、ほとんどの人はついていけなくなる(20点)
原作本『ダ・ヴィンチ・コード』は、全世界で3800万部も売れたベストセラーだ。この映画化にあたっては、カンヌ映画祭のオープニングまで、世界中どこでもマスコミ向けの試写会すら行わず、徹底した秘密主義で煽りまくり、話題性を盛り上げた。
リュック・ベッソン監督暴走中?!(30点)
『レオン』『フィフスエレメント』といった"愛"をテーマにした作品で人気を博すフランスの人気監督リュック・ベッソン。しかし、最近は脚本や製作業ばかりで、実は監督作品というのは99年の『ジャンヌ・ダルク』以来、本作が約6年ぶりとなる。そんな『アンジェラ』は、やはり最近の彼らしい、純愛をテーマにした情熱的な一本であった。
いい線行っているが、終盤に失速(60点)
近年人気の若きミステリ作家、伊坂幸太郎の同名小説を映画化したもの。二転三転する終盤の展開と、日本離れした登場人物たちが魅力が娯楽映画だ。
シリーズを知らなくても、笑いまくりな一本(80点)
ピンクパンサーといえば、中高年の方には名喜劇役者ピーター・セラーズによる実写映画版が、もうちょい若目の方にはアニメーションシリーズが、そしてもっともっと若い方には、個性的なキャラクター商品の絵柄として、おなじみのシリーズといえる。
キャラクター映画としての正義を持っている(70点)
漫画実写化の大本命『デスノート』に先駆けて、同じ週刊少年ジャンプの誇る看板作品、通称『テニプリ』がついに実写映画となった。この作品は、原作はもとよりアニメ、ミュージカルと文句なしの成功を収めている。とくにアニメ版は、海外作品の輸入制限を行っている中国が、今年唯一日本から輸入したほどの作品でもある。はたして実写映画版の出来はいかなるものか?
荒っぽい点はあるが、見ごたえ十分の海洋パニック大作(80点)
今週はゴールデンウィーク真っ最中というわけで、公開作品数が少ない。このサイトで紹介できるのも、これ1本ということになり少々寂しいが、訪問してくれた全員が読んでくれると思えば嬉しくもある。
リアルで現代的なテーマを扱った若者向きミュージカル(55点)
この映画の原作となったミュージカルは、ピューリッツァー賞も取ったブロードウェイの大ヒット作。歌とドラマの融合たるミュージカルという、非常にクラシカルな雛型に、HIVや同性愛といった現代的なテーマを盛り込んであるのが特徴で、ロックやゴスペルなど、使われる曲も若者向けとなっている。
どこから見てもぱっとしない(20点)
香港/タイ合作のホラー映画『the EYE』シリーズのパート3というわけだが、前2作とはストーリー上のつながりはほとんどない。この3作目の中に、前作のカットが思わせぶりに挿入されたりもするが、別に気づかなくても問題はない。
ストレス解消には最適の映画(65点)
本作を観たソニーピクチャーズの試写室には、待合室に巨大な液晶テレビがあり、いつもいろいろな映画の予告編を映しているのだが、別の作品の試写のときにそれをみて、「ずいぶんと迫力たっぷりで、面白そうな映画だな」と感じたのがこの『ロンゲスト・ヤード』の予告編であった。
お話は子供っぽいが、加藤ローサの魅力がはじける(40点)
『キャッチ ア ウェーブ』といえば、小倉智昭である。彼が、自身がメインキャスターをつとめる番組、とくダネ!のオープニングトークで絶賛したために、この映画の原作小説はベストセラーとなった。
子供向けにしても、もっとしっかりしてほしい(20点)
日本映画界において、ゴジラに並ぶ特撮シリーズの人気者がガメラだ。その、誕生40周年にあたる今年、まったく新しいコンセプトの新作が登場した。『小さき勇者たち?GAMERA?』は、大人の怪獣ファンも唸らせた平成ガメラとはうってかわり、小学校低学年くらいの子たちのためだけの、ファンタジックな感動ものになっている。
プロの職人芸に圧倒される、完璧な出来のアクション映画(95点)
今週、『トム・ヤム・クン!』があって本当によかったと思う。同日公開だが、同じアクション映画でも『デュエリスト』とはまさに月とすっぽん。アチラでガッカリした人も、これを見れば癒されるはず。もしくは、現在のアクション映画界における最高と最低を、同時に楽しむという、マニアックなやり方もありかもしれない。
90パーセントくらいがスローモーションじゃないのか(10点)
韓流ブームが去り、本来公開されるはずもなかった、ゴミのような韓国映画の消化ゲームがはじまっている今日この頃であるが、この『デュエリスト』もその他の例に漏れず、年間MVP級のダメ映画である。
綺麗な映画ではあるが、考証と人物描写の非リアルが気になる(35点)
極端な寡作で知られる映画作家、テレンス・マリックの最新作。……ときいて、胸躍らない人には不向きな作品だということを、最初に書いておこう。