予告編の反則度合いの高さも、十分楽しまねばならない(60点)
『君に捧げる初恋』には、なぜかのっけから男の尻ばかり出てくる。さらに、チン○だのなんだのといった下ネタや、やたらと殴る蹴る場面が続く品のなさに、何人かの観客は、観始めて30分もたつと早くも席を立ちたくなるであろう。韓国映画界のコメディスター、チャ・テヒョンと、『私の頭の中の消しゴム』で知られる清純派女優ソン・イェジンが共演した話題作にしては、意外なほど、つまらない出だしである。
予告編の反則度合いの高さも、十分楽しまねばならない(60点)
『君に捧げる初恋』には、なぜかのっけから男の尻ばかり出てくる。さらに、チン○だのなんだのといった下ネタや、やたらと殴る蹴る場面が続く品のなさに、何人かの観客は、観始めて30分もたつと早くも席を立ちたくなるであろう。韓国映画界のコメディスター、チャ・テヒョンと、『私の頭の中の消しゴム』で知られる清純派女優ソン・イェジンが共演した話題作にしては、意外なほど、つまらない出だしである。
万人向けの楽しいミステリ映画(75点)
『トリック』は、2000年から続く人気テレビシリーズだ。阿部寛演じる物理学者と、仲間由紀恵演じる奇術師のかけあいが楽しい、笑えるミステリである。
忠実なリメイクだが、オリジナルを上回る点なし(60点)
今週の作品はたいてい10日(土)公開であるが、この『オーメン』だけは6日(火)公開だ。なぜかといえば、この日が06年6月6日であるからにほかならない。そう、本作の公開日は、1000年に一度の6並びの日、なのである。『オーメン』を公開するなら、この日を置いてほかにない。
弱者の立場を想像してあげて、と語りかけてくる(70点)
イラク日本人人質事件。インターネットを利用する皆さんにとっては、特に記憶に新しい事件ではないだろうか。ジャーナリスト志望の少年、市民ボランティアの女性、フリーカメラマンの男性3人が戦時中のイラクで拉致監禁され、犯行グループが自衛隊の撤退などを日本政府に要求した事件のことだ。
ラブホを舞台にした4つのドラマ(35点)
その名のとおり、ラブホテルを舞台にした男女のドラマ。登場人物も物語も違う短編4部構成で、その合間には飲み会と思しき若い男女の、恋愛に関する雑談がはさまれる。
アメリカ育ちの方なら多少は怖い?(35点)
このタイトルをみたとき私は、ジョン・カーペンターの傑作ホラー『ハロウィン』シリーズに登場する殺人鬼の名前を真っ先に連想した。つまり、この映画はあのシリーズのリメイクだと思ったのである。
最後の最後に明らかになる、あまりにリアルな感動(75点)
『ステイ』はネタバレ厳禁、とんでもない結末を持つ映画だが、その結末は他のミステリ映画のように、観客を驚かせるためのものではない。
3割はオバカ映画(70点)
『トランスポーター2』は、ジェイソン・ステイサム演じる主人公の運び屋の活躍を描くアクションドラマだ。ジェイソン・ステイサムとは、元水泳飛び込みのトップアスリートで、非常に身体能力の高いアクションスター。世界一カッコイイハゲとしても(一部で)有名である。監督やアクション振り付け、また製作のリュック・ベッソンなど、主なスタッフも前作から引き継いでいる。
見てくれだけは似ているが(40点)
72年の傑作パニック映画のリメイク。この映画のオリジナル『ポセイドン・アドベンチャー』は、テレビ地上派で何度も放映されているから、若い人でも見た方は多いのではないだろうか。
坂上香織のハダカをたくさん見られる(55点)
杉本彩が体当たりでSMシーンを熱演した『花と蛇』シリーズは、大物のグラビアネタに飢えていた週刊誌等を巻き込み、(オジサマたちの間で)けっこうなブームとなった。
世界一の子役による、ダコタ・マジックも不発か(40点)
競馬の祭典、日本ダービーが開催されるから、というわけでもなかろうが(実際関係ないらしい by 宣伝部のオンナノコ)、今週来週と、立て続けに馬関係の映画が公開される。『夢駆ける馬ドリーマー』はその1本で、実話を元に作られた、ストレートな感動ドラマだ。
題材が中島監督のタッチに合わない(50点)
以前、このページで『下妻物語』を紹介したとき私は、「これこそ、このページを信頼してくれる読者の方にずっと見てほしいと私が考えていた日本映画の形だ」と書き、絶賛した。その監督、中島哲也(なかしまてつや)の最新作が、この山田宗樹の同名小説の映画化『嫌われ松子の一生』だ。
ばんえい競馬の面白さを教えてくれる(55点)
大抵の人は、自分の興味ある題材を扱った映画を観に行くわけだが、中に新たな出会い、人生の刺激を求めて、ジャンルにこだわらずたくさんの映画を観る人も少なくは無い。そうした人々にとって、これまで見たことも無いモノを映画の中で見、疑似体験できるというのは、大きな魅力だ。
主人公のその後を描く必要は無かった(40点)
物語にパート2を作るということは、前作の結末の意義を薄めるという一面がある。平たく言うと、ラストシーンがすばらしい映画にPart2というものを作ってしまうと、多くの場合それは"蛇足続編"になるという事だ。