サイレントヒル - 前田有一

今夏最高の本格ホラームービー(75点)

 コナミのゲームソフト『サイレントヒル』といえば、カプコンの『バイオハザード』と並ぶ、プレステ時代の傑作ホラータイトルだ。しかし、ゲーム的な、ライトなアクションホラーとして映画化された『バイオハザード』とは、映画化のコンセプトが大きく異なる。

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ブレイブ ストーリー - 前田有一

悪くはないが、ピクサー作品と同時期公開ではきつい(60点)

 長編アニメーション映画『ブレイブ ストーリー』には、妙な悲壮感を感じてしまう。この作品の周りには、「とにかくヒットしたい、勝ちたい、負けられない、なんとしても、なんとしても!」という空気が漂っている気がするのだ。思うに制作会社のGONZOやフジテレビの頭の中には、常にディズニー&ピクサーや、ジブリ&日本テレビといった、業界の勝ち組たちの姿があったのではないか。

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M:i:III - 前田有一

1と2の中間あたりを狙った、安定感ある大作(75点)

 いまや、トム・クルーズの代名詞的シリーズとなった、ミッションインポッシブルの第3弾がこれ。監督やトム様の相手役の人選を巡って二転三転、完成は遅れに遅れ、ようやく公開である。

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レイヤー・ケーキ - 前田有一

次期ジェームズ・ボンドがギャングを演じる(40点)

 ギャングの世界はいわゆる階層社会、それはまるで、レイヤーケーキのよう。タイトルは、そんな意味合いを含めてつけてある。本作はイギリス映画で、ジャンルは犯罪サスペンスだ。

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カーズ - 前田有一

他の追随を許さない、圧倒的な完成度の高さ(90点)

 『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』に続く、ディズニー/ピクサーによる3D-CG長編アニメーション。冬に公開された前二作と違い、今年は満を持して、最激戦区たる夏シーズンにぶつけてきた。今回の内容は、擬人化された車たちが繰り広げるファンタジードラマだ。

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ウルトラヴァイオレット - 前田有一

ミラ・ジョヴォヴィッチをたっぷり楽しもう(55点)

 2002年のアメリカ映画に『リベリオン』というのがあるのだが、これがなかなかよくできたSF映画であった。監督の長年の夢を入れ込んだだけあって、そこらのお手軽エセSFとは一味ちがう本物風味で、当時は私も絶賛したものだ。

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着信アリ Final - 前田有一

安直な出がらし続編(30点)

 三池崇史監督のPART1の出来がよく、アジア全域で大ヒットしたために、ついに3作目まで作られてしまったこのシリーズ。今回は国内で人気急上昇中の堀北真希(TV『野ブタ。をプロデュース』の小谷信子役など)と、アジア市場向けに韓国のアイドル、ジャン・グンソクを主演に据え、手堅く中ヒット狙いの路線で挑む。

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母たちの村 - 前田有一

女子割礼を真っ向から批判した社会派映画(70点)

 アフリカやアラブ諸国、アジアの一部では、現在でも女子割礼が行われている。女子割礼とは、女性器切除(FGM)のこと。具体的には性感帯となる性器の一部を切除したり、ひどい場合には膣口を縫合したりする。不衛生な環境で行われる事も多く、手術が原因で亡くなる事も多い。運良く生き延びたとしても、その後一生、排泄、生理、そして性交時などに苦痛を伴い、分娩時の死亡率も(母子ともに)大きく高まる。

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ジャスミンの花開く - 前田有一

男と時代に振り回される女の半生記(40点)

 『ジャスミンの花開く』は、3世代の母子を3部構成で描く女性映画だ。3つの時代をそれぞれたくましく生き抜く母娘を、"アジアン・ビューティー"チャン・ツィイーと、ハリウッドでも活躍しているジョアン・チェンが一人三役までこなして演じている。

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不撓不屈 - 前田有一

不当な権力に戦いを挑んだ勇気ある男の物語(65点)

 『不撓不屈』は、国税庁の嫌がらせに正面から立ち向かった実在の税理士、飯塚毅を描いた社会派ドラマだ。飯塚事件として知られるこの出来事は、高杉良の原作にもあるとおり、昭和38年から45年まで続いた裁判と国会闘争のこと。

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カサノバ - 前田有一

女性向きの、良質時代劇ロマコメ(55点)

 ジャコモ・カサノバは、18世紀に実在した人物。作家や政治家、スパイなど、多彩な顔をもつが、なんといっても歴史上最高のプレイボーイとしてその名を知られている。映画『カサノバ』は、彼を主人公に、多分にフィクションの要素を取り入れ、いわゆるラブコメに仕上げた一本である。

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バルトの楽園 - 前田有一

コンセプトをハッキリさせないと大作はコケるという見本(30点)

 年末に各地で演奏される「第九」(交響曲第9番ニ短調)は、日本人にとってもっとも親しみのあるクラシック曲だろう。ベートーベン最後の交響曲として知られるこの曲の、とくに第4楽章は、『歓喜の歌』と呼ばれ、合唱曲として不動の人気を誇る。

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DEATH NOTE デスノート 前編 - 前田有一

監督が、原作の魅力をイマイチ理解していない?!(25点)

 大場つぐみ&小畑健による原作漫画『DEATH NOTE』は、週刊少年ジャンプの連載ものとしてはかなり異色の内容だったが、その完成度の高さにより、多大な人気を博した作品だ。私自身にとっても、ここ数年読んだ漫画作品のなかで、ナンバーワンに挙げたいほどの大傑作である。その実写映画化である本作は、前後編が撮影され、立て続けに公開(後編は10月)されるという、異例の事態となった。製作費も20億円と堂々たるもので、ファンの間ではいやがうえにも期待が高まっていた。

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さよなら、僕らの夏 - 前田有一

スリリングな10代の時間を見事に表現した青春映画(70点)

 『さよなら、僕らの夏』は、ある少年たちの一夏の出来事を描いた青春映画。わずか87分間のドラマだが、もともとこの脚本は映画化前から高く評価されていたもので、出来上がった本作もサンダンス映画祭ほか、各国で絶賛を浴びた。

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インサイド・マン - 前田有一

大人が楽しめる、本格的な犯罪娯楽映画(90点)

 銀行強盗を描く映画は数あれど、この映画の犯行の手口にははっとさせられる。なんとこの犯人は、人質全員に自分たちと同じ服を着せてしまうのだ。

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