父子で楽しめるカッコイイ軍隊&戦闘スペクタクル映像展(80点)
『トランスフォーマー』のような、超ド派手ノーテンキ超大作を見に行くということは、年に何度か遊園地に行って頭をリフレッシュするのと目的は同じだ。一見、大人がいくような場所(映画)には見えないかもしれないが、こういうものは現代人にとって定期的に必要なビタミン剤のようなもの。ただ、それを作るのは予想以上に難しいもので、良く効くビタミン剤は意外と少ない。
父子で楽しめるカッコイイ軍隊&戦闘スペクタクル映像展(80点)
『トランスフォーマー』のような、超ド派手ノーテンキ超大作を見に行くということは、年に何度か遊園地に行って頭をリフレッシュするのと目的は同じだ。一見、大人がいくような場所(映画)には見えないかもしれないが、こういうものは現代人にとって定期的に必要なビタミン剤のようなもの。ただ、それを作るのは予想以上に難しいもので、良く効くビタミン剤は意外と少ない。
田中麗奈の自然体演技が作品の質を高めた(65点)
夏になると戦争関連の映画が増えてくるが、原爆とその傷跡をテーマのひとつとしたこの『夕凪の街 桜の国』は、試写を見た周辺の映画関係者の評判がすこぶる高かったので、私も個人的に気になっていた。
海嫌いを増やすシリーズ第2弾(60点)
2年前、当サイトでもオススメしたシチュエーションスリラーに「オープン・ウォーター」という作品があった。ダイビングツアー側が人数を数え間違えたため、大海原のど真ん中に取り残されてしまった哀れなカップルの、とてつもなく怖い話であった。
もっとも重視する"物語"を、圧倒的な技術力で支えるピクサーらしい作品(85点)
ディズニーの完全子会社となったピクサー・アニメーション・スタジオ最新作『レミーのおいしいレストラン』の主人公レミーはネズミであり、あろうことか親会社のメインキャラクター、ミッキーマウスと完全にかぶっている。
ドロドロした社会問題を、最高に美しい子供向けアニメに仕上げた恐るべき映画(95点)
全国公開される大作や、単館系の話題作をちょくちょく見ている、といった程度の映画好きの人に「オススメ教えて」といわれると、私は98年製作のフランスのアニメーション『キリクと魔女』あたりを教えることにしている。そして、たいていの相手から好評を得ている。
そうは見えないが、実際のところは偏った内容(60点)
夏になると戦争映画の公開が増えてくるのは、8月15日を終戦記念日とする日本の特徴だ。しかしこの特攻映画の監督は意外なことにアメリカ人。これはいったいどうしたことか。答えは簡単、この映画の監督リサ・モリモトは、その名から想像できる通り日系人。自らのルーツと決して無関係でないこのテーマを選び、今回ドキュメンタリーとしてまとめたというわけだ。
まるで中休み(50点)
その年の興行収入では必ずトップ候補となるこの超人気シリーズも、はや5本目。これだけ回を重ねれば、水戸黄門的なマンネリズムを獲得するのが一般的だが、この魔法使いものは、最強最後の敵"ヴォルデモート卿"を倒すという目的に向かうサーガ(冒険譚)であり、同時にキャラクター3人の成長物語であるから、常に毎回新鮮な興味を与えてくれる。
嘉門洋子の演技とプロポーションは絶品(75点)
先週の「人間椅子」に続く、エロチック乱歩シリーズ第二弾。ミステリの古典である江戸川乱歩の原作を、現代風にアレンジした怪奇&エロティックなドラマだ。同名短編の映画化としては94年以来となる。
日本アニメの魅力がつまったオムニバス(70点)
短編を集めたオムニバスという形式は、全部が好みでなくとも楽しめるという点で、飽きっぽい人に向くと私は思っている。たとえ興味がなくとも15分待てば次が始まるのだ。120分間苦痛が続く可能性がある長編作品を見るよりは、圧倒的にリスクが少ない。
ヘンな一家の話に2時間ひきつけた監督の手腕は評価したい(45点)
たとえ演技力に難がある女優であっても、日本語のわからない観客からなら絶賛を受ける可能性がある。だから、海外の映画祭に狙いを定めた『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のような映画に佐藤江梨子が主演することは、戦略的視点からみて正しい。
小沢真珠のひとり濡れ場(55点)
江戸川乱歩といえば、大正から昭和にかけて活躍した、日本ミステリ界黎明期の大作家。少年向けのシリーズものも有名だが、マニア好みの怪奇趣味を生かしたダークな作品も数多い。抜群の知名度があることから、平成になった今でも映像化される事は珍しくない。
古く、そして平凡(30点)
ドリームワークス・アニメーション製作の『シュレック』は、アメリカでもっとも人気があるアニメ映画シリーズとなった。その興行成績たるやケタ外れで、実写のブロックバスターだろうがディズニーアニメだろうが、まったく太刀打ちできない。このパート3にしても、なんと完成前に早くもパート4の発表が行われたほど。
CGの進化によるアクションシーンの迫力の違いが歴然(90点)
30代くらいの人に聞くと、ダイハード第一作目こそアクション映画の最高傑作と推す人が多い。ブルース・ウィリスの出世作となったあの88年の傑作には、確かに文句の付け所がない。今見たら私も100点を献上するだろう。
竹内結子最高傑作(85点)
竹内結子の結婚出産を経た復帰作となる『サイドカーに犬』は、これまでの主演作と同じく彼女の魅力にあふれているが、その中でも現時点における最高傑作ではないかと私は思う。