スターダスト - 前田有一

現実の女の子もこうなら楽なのに(70点)

 ある日、流れ星が地上に落ちた。片思いの女の子にプレゼントすべく、流れ星のかけらを狙う主人公青年がそこにいくと、星は麗しきお姫様の姿に変わっていた。一方、悪の老魔女も、不老不死の効力をもつ彼女の心臓を虎視眈々と狙っていた。

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ブレイブ ワン - 前田有一

賛否両論の結末とはいうが……。(70点)

 婚約者と公園を散歩中、理不尽な暴力ですべてを失ったラジオパーソナリティーのヒロイン。後日、護身用に拳銃を入手したものの、それで実際に悪党を殺めた瞬間、彼女は人として超えてはならない一線を踏み越えた事に気づく。

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クローズ ZERO - 前田有一

学園内で抗争を繰り広げる、熱い高校生たち(40点)

 尾崎豊の歌に、誰かの喧嘩の話にみんなで熱くなりながら、同時に自分がどれだけ強いのか気にかかる(たぶん)高校生の心情を綴った歌詞がある。男の子にとって妙にいたがゆい、このリアルな歌詞づくりのセンスは天才的と私は思うが、同じように感じる人もきっと多いだろう。

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アフター・ウェディング - 前田有一

抜群のストーリーテリング(60点)

 家族には大きく分けて2種類ある。いわゆる遺伝子上のつながりがある肉親と、血はつながっていないが家族同然の存在。養子の類もこちらに含まれるだろうか。赤ちゃんポストの概念を発明したり、不妊というわけでもない有名人が積極的に養子を迎えるなど、後者を受け入れる土壌が広まっている欧米に比べると、現代日本は比較的血縁を重視する印象だ。婚外子への相続差別など、法律上にもその痕跡が残っている。

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アレックス・ライダー - 前田有一

大人気原作ものらしく、力の入った出来のティーン向けアクション(70点)

 この映画の対象年齢は比較的はっきりしている。スパイとして大活躍する主人公は14歳の設定だから、まずはそれより下の世代の男の子、そしてその父親。ところが、そのどちらにも当てはまらない私が見てなかなか面白いのだからあなどれない。世界的なベストセラーの映画化ということで、相当力を入れて作ったことが良くわかる本格的アクションスパイムービーだ。

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タロットカード殺人事件 - 前田有一

このくらいで十分と思わせる良質なミステリ映画(70点)

 最近のウディ・アレン映画は、面白いか否かより、ほとんど好きか嫌いかで評されるようなところがあったが、『タロットカード殺人事件』は久々に"面白い"一本であった。

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自虐の詩 - 前田有一

まわりに溢れる幸せに気づかせてくれる感動ドラマ(65点)

 ものの本によれば、女性には2種類のタイプがいるという。それは、女王様型とボランティア型。(男に)つくされて喜ぶか、それともつくして喜ぶか。ブサメンなのに美人にモテる男たちは、アカギが捨て牌をエリアで分けるがごとく、ボランティアタイプを本能的に見分け、アプローチしている。

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エクスマキナ - 前田有一

外見はいい、内面があと少し(60点)

 遠い未来、クローン技術が普及した社会における仮定の話。顔面を含めた体のほとんどが機械になってしまったオリジナル彼氏と、100%生身のクローンが同時に存在したとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。『APPLESEED アップルシード』(04年、日)の続編となる本作のヒロインは、そのような三角関係に巻き込まれる。

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クワイエットルームにようこそ - 前田有一

松尾スズキ監督の非情さが炸裂する怖い映画(75点)

 女優は、私生活が波乱万丈なほど芸に深みが出るなどといわれる。もしそれが真実ならば、結婚生活で心身ともに苦労したといわれる内田有紀は、今の若手女優の中では今後の成長が見込まれる一人であろう。結婚引退後、離婚を経て復帰後初の主演作となるこの『クワイエットルームにようこそ』は、彼女のおそるべき演技力によって傑作として花開いた。

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ヘアスプレー - 前田有一

近年最高のミュージカルムービー(90点)

 入場者全員にサントラCDを配るわ、試写会招待状は派手にばらまくわと、宣伝GAGAの異様なまでの太っ腹ぶりが目立った本作。東京を見下ろす、映画会社中ナンバーワンの瀟洒な試写室に招待された一般のお客さんも多かろう。公開までに見たいヤツは全員みちまうんじゃないかと思うほどの勢いは、しかしそれだけ作品の出来(今回はサントラのそれも)に自信があるということだ。一般に、期待はずれの作品の試写は少なく(知名度がある場合はいっそ行わず)、知名度はないがいい作品の場合は多くの人に見せたくなるものだ。

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バタフライ・エフェクト2 - 前田有一

ひどい劣化コピー(30点)

 ひとつの傑作を作るためには、作り手に多大な才能が求められる。しかし、傑作の続編を成功させるためにも、これは相当な才気が必要だ。前作ファンの期待に応えねばならないプレッシャーや、失敗して無能扱いされるリスクを考えたら、下手をすればよりキツい仕事というべきかもしれない。

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キングダム/見えざる敵 - 前田有一

気軽な大作映画の中に真実をこめた必見作(75点)

 中東において、米国のきわめて重要なパートナーのひとつに、サウジアラビアという国がある。なぜ短期間で占領が終わったイラクがいまだにグダグダしているのかなど、この地域での米国の不可解な政策行動を説明するために、絶対に欠かせない存在であるものの、これまでこの国を扱ったアメリカ映画はあまりに少なすぎた。

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ロケットマン! - 前田有一

ムエタイ男がロケットに乗って大活躍(35点)

 私は本編を見終わった後にこの作品の予告編を見たが、作った人は天才かと思った。作品の面白い要素をよくぞこれだけ集約できたものだと大いに感心した。だが、予告がこれだけ面白いと、本編をみたときどうなるの、という問題が残る。言ってみれば屋台のかき氷を、最初にストローでチューチュー吸ってしまった結果、肝心の氷にシロップの味が残っておらず愕然とした時の気持ちに似ている。

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ローグ アサシン - 前田有一

とても食べあわせが悪い(60点)

 『HERO』や『リーサル・ウェポン4』などの大ヒット作に出演、本物の少林寺拳法の使い手として人気のジェット・リー。一方『トランスポーター』等で、元水泳の飛び込みトップアスリートらしい華麗な身のこなしを見せたジェイソン・ステイサム。この二人のアクションスターが共演となれば、かつてない凄いものを見せてくれるに違いない。本作品を見る前に多くの人が思うであろうそうした期待は、しかしいろいろな意味で裏切られる。

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大統領暗殺 - 前田有一

次は製作費100億円の大作で(60点)

 わが国の安倍晋三首相は、美しい国にはあまりふさわしくない、みっともない格好で退陣してしまったが、もしアメリカ大統領が何者かに暗殺され、突然いなくなってしまったらどうだろう? この映画は、そんな不謹慎な想定のもとに、米国内の情勢を予測した擬似ドキュメンタリー(=モキュメンタリー)だ。

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