ヒットマン - 前田有一

スキンヘッドな暗殺者・全員集合(60点)

 『ヒットマン』は、(ヒット作だが)洋物ゲームが原作という、日本では集客面での不利を抱えている。そのため「女子を助ける暗殺者」との共通点をむりやりこじつけ、「名作『レオン』を彷彿とさせるエモーショナルドラマ」などと宣伝されている。担当者の苦悩が垣間見える瞬間である。

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王妃の紋章 - 前田有一

中共プロパガンダ崩れ(75点)

 中国きっての人気監督チャン・イーモウは、同時に北京政府の大イベントによく関わる事でも知られている。北京五輪の開会式も、もちろん彼が手がけている。

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パラノイドパーク - 前田有一

誤って人を殺してしまった16歳少年は、その後どうするのか?(65点)

 意図せず他人を殺してしまった少年の心理を描く『パラノイドパーク』は、同じガス・ヴァン・サント監督がコロンバイン高校銃乱射事件犯人への理解を試みた『エレファント』(03年)の姉妹編ともいうべき作品。

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クレーマー case1 - 前田有一

理不尽なクレーマーに、私生活に入り込まれる恐怖(30点)

 『クレーマー case1』と『クレーマー case2』は、その名のとおり"クレーマー"の恐怖を描く作品。それぞれ独立した映画だが、同じ映画館で同日公開される。ちゃんと順に見られるよう、上映スケジュールも組まれている。……が、タイトル以外互いの関係があまり無いのでその意義は薄い。

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クレーマー case2 - 前田有一

会社の屋上から自殺するクレーマーの恐怖(20点)

 同日公開のクレーマーシリーズ第二弾。同じ製菓会社の同じお客様相談室で、別の人物が主人公となる。なるほどこれなら新セットを組む必要が無く、製作費確保に四苦八苦するプロデューサーにも環境にもやさしい。同じ会社なのに、前回と違う人物が席に座っているのは、えも知れぬ不気味さを感じさせるという効果もある。果たしてこれは過去なのか、未来なのか。

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クローバーフィールド/HAKAISHA - 前田有一

NYの未曾有の大災害を記録した奇跡のホームビデオ映像(60点)

 徹底した秘密主義で公開まで突っ走ってきた『クローバーフィールド HAKAISHA』。もしあなたがこの映画を映画館で楽しみたいなら、少しでもネタバレを食らう前に見に行く必要がある。

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黒い家 - 前田有一

自ら指を切って保険金を請求する人々(70点)

 後出しじゃんけんの結果はわかりきっているという意見もあるが、韓国版『黒い家』の出来は予想以上に良いものであり、貴志祐介の同名原作のファンには(大竹しのぶ主演の99年公開の日本版でなく)こちらをオススメする。

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モンゴル - 前田有一

浅野忠信がチンギス・ハーンを演じる50億円歴史大作(50点)

 浅野忠信は外国映画にも積極的に出演する個性派俳優だが、本作もカザフスタンほか4カ国の合作映画。彼の主演映画としては最大級の大作(製作費50億円)で、受賞は逃したがアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。

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うた魂(たま)♪ - 前田有一

女子高生とヤンキー合唱部の対決(80点)

うた魂(たま)♪

© 「うた魂♪」製作委員会

 『うた魂(たま)♪』を見ていると、映画なんてものは普遍性を追求するばかりが能ではないとつくづく感じる。ときには時代を切り取るような、フレッシュだが賞味期限の短いものが何より心に届く事もある。

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受験のシンデレラ - 前田有一

本格受験指南ムービー(70点)

 『受験のシンデレラ』は、異業種監督が最初に作るべき映画の見本のような作品である。

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悲しみが乾くまで - 前田有一

ハル・ベリー&ベニチオ・デル・トロを圧倒する才能(85点)

 『悲しみが乾くまで』に主演するハル・ベリーとベニチオ・デル・トロは、ともにオスカー受賞経験がある実力者で、その演技力に死角はない。だが、それでも本作は、彼らがかすんでしまうほどに、別のある人物の圧倒的な才能を感じさせる。

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カンフーくん - 前田有一

「ニュー幸楽」で泉ピン子とカンフー少年が大暴れ(20点)

 『カンフーくん』は、他チームなら4番打者になれる逸材ばかりをスタメンにそろえながら、まったく勝てなかった一時の巨人軍のような映画である。

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口裂け女2 - 前田有一

これが第一作目ならよかったのに(70点)

 パート1の威光を受けた二作目は、興行面の有利さと反比例して、評価の面では苦戦を強いられるのが普通である。しかし、『口裂け女2』の前作にはそもそも高評価なるものが存在しないため、いわゆる「二作目のジンクス」は通用しない。

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マイ・ブルーベリー・ナイツ - 前田有一

オシャレなポスターに惹かれた方は要注意(30点)

 『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を見たがる人は、ウォン・カーウァイ監督の信奉者かノラ・ジョーンズのファン、それよりはるかに少数だがジュード・ロウマニア以外にいるはずがないと私は思っていた。しかし最近、周辺のおしゃれな女子数名が立て続けに見たいというので聞いたところ、揃って「ポスターに一目ぼれした」という。CDのジャケット買い、小説の表紙買いというのはよく聞くが、映画にもそういうものがあるらしい。

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ザ・フィースト - 前田有一

上級者ほどいなされる「過去のどの作品にも似ていない」ホラー映画(85点)

 ホラームービーを大好きなアナタがこの『ザ・フィースト』を見ると、予測を裏切る展開の数々に感心することになるだろう。

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