自衛隊全面協力のレスキューアクション(30点)
この作品のアイデアの元となった、06年放映の『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』は、アニメーション作品ながら自衛隊からの全面協力があり、細緻な描写とリアリティが売り物であった。
自衛隊全面協力のレスキューアクション(30点)
この作品のアイデアの元となった、06年放映の『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』は、アニメーション作品ながら自衛隊からの全面協力があり、細緻な描写とリアリティが売り物であった。
テレビアニメ映画化としてはまれに見る成功例『メジャー』(85点)
NHKで放映している野球アニメ『メジャー』は、求心力の強い作品である。
地球に一台だけ残ったごみ処理ロボットの数奇な運命(85点)
「トロピックサンダー」の記事でも書いたが、最近はひどいネタばらしが目に付く。
タカビーキャラの西川史子いじめがエロい、映画版『特命係長』(70点)
『特命係長 只野仁 最後の劇場版』は、いわゆる"お気楽テレビドラマ映画"の範疇を出ていないが、下手に背伸びしようとしない分、好感の持てる娯楽作となった。
東京が未曾有の大災害に見舞われるパニック大作(70点)
今年の冬は人助けが流行っているようで、やたらとレスキュー隊が活躍する映画が多い。自衛隊の航空救難団を描く『空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS―』しかり、感染症被害者を助ける医師団の物語『感染列島』しかり。
韓国映画界が本気で米市場に挑んだ怪獣パニック大作(30点)
この年公開される韓国映画の中で、もっとも注目すべきはこの『D-WARS ディー・ウォーズ』であろう。
"猟奇的"から"最強"へ?! クァク・ジェヨン監督の彼女シリーズ最新作(30点)
『最強☆彼女』は、『猟奇的な彼女』や『僕の彼女はサイボーグ』で知られる韓国の巨匠クァク・ジェヨンによる、トンデモ系ラブコメ最新作。韓国映画史上に残る超大作『D-WARS ディー・ウォーズ』と同週に公開するとは、日本の配給会社も粋なことをする。韓国映画ウォッチャーにとっては、どちらも見逃せない。
全世界が突然失明!?(95点)
ここ数ヶ月みた映画の中で、私が最も感動したのはこの『ブラインドネス』であった。カンヌ映画祭で、景気付けのオープニング上映のみならず、本命コンペ部門にも出品されたというだけのことはある。
90億円かけたバカ映画(70点)
まず最初に言っておきたいのは、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』にゲスト出演しているある大物スターを、各媒体の映画紹介欄がこともなくバラしているのはいかがなものか、ということだ。本人もキャリア最高の怪演を決め、ベン・スティラー監督も最後の驚きとしているのだから、たとえすぐにわかってしまっても内緒にしてやるのが粋というものだと思うのだが。
全日空全面協力の、かつてない飛行機映画(90点)
『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)と続けてヒットを飛ばした矢口史靖監督は、この最新作では飛行機を飛ばすことになった。取材の過程でマニア級の飛行機好きになった監督としては、前二作とは趣の相当異なる、そして邦画には珍しい「一般ウケするオタク映画」を作り上げた。
中原俊監督が最高傑作「櫻の園」を自らの手でリメイク(65点)
芸能事務所のオスカープロモーションが本格的に映画参入するにあたり、幾多の企画から選んだのが中原俊監督『櫻の園』(90年)のセルフリメイクであった。担当者の中にきっとあの作品の熱烈なファンがいたのだろうと思うとちょっとおかしいが、さすがはアイドル育成のプロたち。日本の青春映画屈指の傑作に目を付けるとは、さすが侮れない。
アジアの大スターを集めた三国志の実写化大作(40点)
『レッドクリフ Part I』は、エイベックス・エンタテインメントが社運をかけた大作ということで、際立ってメディア露出が目立つ話題作である。それはもはや、これがコケたら一大事、という焦燥感を感じさせるほどだ。
河瀬直美監督が長谷川京子をハダカにする(70点)
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞監督の最新作ということで、満員の完成披露試写会場を前に、「注目度、凄いんだなと思っています」と満足げに語った河瀬直美監督。その自信満々なキャラで今後も突っ走ってほしいものだが、今回は主演の長谷川京子が公開直前に結婚を発表する話題性にも恵まれ、これ以上ないスタートを切れそうだ。
クラスで飼った豚を最後に皆で食べる?!(55点)
大阪の小学校の話。クラスでブタを数年間飼育し、最後にみんなで食べるという、ぶっとんだ授業を実践した教師がいた。「いのちの教育」というやつだが、手法がエキセントリックだったため、3年後の93年にはドキュメンタリーとして放映された。『ブタがいた教室』は、その実話をドラマ映画化したものだ。
傑作ホラー『the EYE 【アイ】』がハリウッドリメイク(30点)
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タイなどで活躍する双子の映画監督オキサイド・パン&ダニー・パンによる『the EYE 【アイ】 』(02年)は、結局パート3まで作られドル箱シリーズとなった。二作目以降、加速度的につまらなくなっていく、昔ながらの続編ジンクスを忠実に守った連作だが、『アイズ』は唯一見られる一作目のハリウッド版リメイクとなる。