水面から下がCGアニメのハーフ実写化?!(30点)
傑作人間ドラマ『おくりびと』で、見事アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督の最新作は、なんと『釣りキチ三平』実写版であった。授賞式の日程と公開日の関係で偶然そうなったわけだが、こうなってくると滝田監督は運が良いんだか悪いんだかさっぱりわからない。
水面から下がCGアニメのハーフ実写化?!(30点)
傑作人間ドラマ『おくりびと』で、見事アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督の最新作は、なんと『釣りキチ三平』実写版であった。授賞式の日程と公開日の関係で偶然そうなったわけだが、こうなってくると滝田監督は運が良いんだか悪いんだかさっぱりわからない。
トム・クルーズのおかげでわかりやすくなった(65点)
ナチス関連の映画は、日本人にはわかりにくいと言われる。ドイツではハーケンクロイツを提示しただけでも違法とされ、今でもこの手の映画撮影は困難をきわめる。
バレエや原作に対する敬意が感じられない(1点)
天才バレリーナの壮絶な半生を描く(はずだった)映画『昴-スバル-』は、徹夜続きで疲れているが、どうしても映画館に出かけたい人にオススメだ。なぜならコレ、最初から最後まで眠ってしまったとしても、まったく損をしない画期的な作品なのである。
普通すぎてガッカリ(55点)
© DRAGONBALL c 2008 Fox,Based on DRAGONBALL series by Akira.Toriyama.
DRAGONBALL & © Bird Studio/Shueisha, Inc.
ここ数週間の興行予定をみると、「ヤッターマン」「釣りキチ三平」「昴」そして今週末のドラゴンボールと、春休みらしいコミック、アニメの実写化作品が百花繚乱の様相を呈している。
アメリカ人のしぶとさを感じさせるアニメーション作品(95点)
ベン・スティラーやクリス・ロック、そしてジェイダ・ピンケット=スミス母子(ウィル・スミスとの娘ウィロウ・スミス)など、豪華な声優陣をそろえた話題性で引っ張り、米市場で『マダガスカル2』は記録的なヒットとなった。ところがじっさい見てみると、これが単に宣伝や話題性だけで売れたのではないことがはっきりとわかる。『マダガスカル2』は、前作はもちろん、近年のアニメーション作品の中でも群を抜く傑作である。
野心的アイデアをほめたい(65点)
新鋭監督は、野心あふれるほうがいい。85分間リアルタイム進行、一回もカットなし(全編ワンカット)。そんな個性的な実話映画『PVC-1 余命85分』を撮った、コロンビアのスピロス・スタソロプロス監督のように。
公式サイトを読む前に見に行って(80点)
犯人の名前を知ってから推理小説を読むのが好きな人は、『ダイアナの選択』の公式サイトを読むとよい。
フカキョンドロンジョは、歴史に残る名ヒロイン(85点)
日本の映画界には妙な癖があって、到底実写じゃ成立しないような漫画・アニメ作品ばかり、なぜか好んで映像化する。ゴルゴ13、ルパン三世、デビルマン、そして二十世紀少年……。
墜落事故生存者の証言が食い違う?!(80点)
この映画は、飛行機墜落事故の現場から始まるが、そのセットのリアルさはなかなかである。カナダの浜辺で撮影したというが、航空機の残骸が燃え盛るのを見つけた近所の住民は、半狂乱になって警察に通報したという。たしかに散歩中にこんなものに出くわしたら、間違いなく腰を抜かすだろう。
専門家お墨付きの医療シーンが見所(60点)
『チーム・バチスタの栄光』の続編となる本作は、前作と同じ監督、同じメインキャスト、同じムードの作品として作られた。海堂尊の原作では男であるはずの狂言回しのキャラクターを、竹内結子に変更することで、でこぼこ男女ペアの楽しい謎解きモノにした点も、もちろん変わっていない。
不感症の女の子の暴走の行方は(30点)
いまの時代、自分探し、しあわせ探しに悩む女性は多い。漠然とした自分の夢と、日々厳しくなる現実との兼ね合いが取れなくなれば、やがて彼女たちは欝のスパイラルに落ちていく。まじめで純粋な人ほど、うつ病になりやすいといわれる所以だ。
沖縄にあこがれる人にピッタリ(65点)
大都市に住むものにとって、沖縄は特別な地である。気候も文化も違うせいか、そこにはある種の別な価値観があるのではないかと彼らは感じている。つまり、カネとはちがった豊かな暮らしがあるのではないかという、漠然とした憧憬の念だ。
話題の反日描写とは?(65点)
インターネットの普及以来、映画会社は様々な気苦労を背負い込むことになった。違法ダウンロードの蔓延など、世界共通の悩みも多いが、おそらく日本独特のものとして、「反日的映画は徹底的に叩かれる」というものがある。
流行中のヤンキー映画の中でも最凶?!(40点)
山口雄大(やまぐちゆうだい)監督は、映画化など到底無理だろうと思われていた漫☆画太郎の原作『地獄甲子園』を劇場デビュー作として成功させた事で知られる。そのせいか、ナンセンスモノの企画は、まずはこの人に持っていけ的な存在にまでなっている。確かにその特異な作風は特筆に価するが、なにぶん出来不出来の波が大きい。期待された本作も、残念な方のできばえである。