日本人がいま見ておくべき「先輩」の姿(65点)
自民・公明から民主党へ、政権交代が起きたばかりの日本。世襲を繰り返してきた結果、若手に優れた人材が不足する自民党が没落するのは世の必然。結果的にポテンシャルの高い才能が集まり、政権をとったことで今後、さらに人材流入が加速するであろう民主党に、人々が期待を抱くのも当然であろう。
日本人がいま見ておくべき「先輩」の姿(65点)
自民・公明から民主党へ、政権交代が起きたばかりの日本。世襲を繰り返してきた結果、若手に優れた人材が不足する自民党が没落するのは世の必然。結果的にポテンシャルの高い才能が集まり、政権をとったことで今後、さらに人材流入が加速するであろう民主党に、人々が期待を抱くのも当然であろう。
フランスらしさを感じるが、もう少し大盛で食べたい(55点)
このシリーズは、実際に動ける2人の男を主演に、そのリアルアクションを楽しもうという明快なコンセプトで作られている。核となるのはスパルタンな雰囲気のカンフーと、ハイレベルなパルクール。肉体ひとつで敵と戦い、障害物を乗り越える。彼らの非常識な身体能力に驚愕する娯楽ムービーだ。
ライアン・レイノルズに猛省と筋トレを勧告する(60点)
© X-Men Character Likenesses TM & © 2009 Marvel Characters, Inc. All rights reserved. TM and © 2009 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
東京メトロの壁には大きなヒュー・ジャックマンの宣伝ポスターが張ってあり、「今度はオレが主役だ」とのコピーが書いてある。X-MENの主役はキミじゃなかったのですかと驚愕する一瞬だが、そんなわけでスピンオフ超大作『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』である。
小栗の好演が光るが(55点)
芥川龍之介の『藪の中』は、いうまでもなくリドルストーリーの傑作で、長い間ミステリファンを魅了してきた。リドルストーリーとは、結末がはっきりしない、させない物語のことで、本作の場合も、真相はこうだ、いやこいつが嘘を言っているんだと、喧々諤々の議論を読者間に巻き起こしつつ今に至る。
◆へんな映画(60点)
松本人志監督の『大日本人』に続く第二弾は、試写会を行わなかった前回より、ある意味で秘密主義の宣伝戦略がなされた。ようは、一応マスコミに見せはするが、あれは書くなこれは書くなと細かい注文をつけ、監督のメディア露出も謎のパジャマ姿のみという、視聴者の興味を引く作戦だ。
木村のバカ美人がいい(55点)
最初に一番大事なことを書いておく。『キラー・ヴァージンロード』はハイテンションなコメディなので、冒頭のミュージカルシーンで一気に気持ちの乗せないとダメだ。映画館に入るまで、たとえ武蔵野線の陰気な満員電車にうんざりしていたとしても、常磐線のじべたに座る女子高生を見て嘆いていたとしてもすべて忘れ、このノーテンキな空気に乗り切らないと、その後の時間がもったいない。
今見るなら、オリジナルより面白いかも(75点)
スタイリッシュな映像とアクション演出で知られるトニー・スコット監督の最新作は、確かに彼らしいおしゃれな見た目の映画だが、どこか「古きよきアメリカ映画」的な懐かしい香りも感じさせる。
◆こども向け時代劇(40点)
『BALLAD 名もなき恋のうた』は、クレヨンしんちゃんがご自身の番組で宣伝しまくってくれているおかげで、きっとたくさんのお客さんに見てもらえることだろう。
2009年の日本の政治状況と、恐ろしいほどリンクする(未採点)
浦沢直樹のベストセラーコミックの実写映画版・三部作の完結編は、堤幸彦監督の意向で結末部分を非公開にして宣伝されることになった。マスコミ向けを含む試写会でもそれは同じ。最後の10分間の直前で本編は終了、仮のエンドロールが流れ、その後に残り10分間についての専用予告編が流れるなど、手の込んだ趣向となっている。
台湾で高く評価された青春ドラマ(55点)
青春映画というジャンルは、万国共通に作ることもできるがその逆もできる。エピソードに時代性・地域性を加えるほど、深い領域まで観客に共感してもらうことが可能だが、作品としては後者に近づく。広く浅くか、狭く深くか。『九月に降る風』は比較的後者、ドメスティックな台湾人アラサー男子向けの青春ドラマだ。
普通の刺激じゃ感じないアナタに(60点)
どの映画紹介をみても、これ以上ないほど煽りまくっている『マーターズ』だが、確かに強烈なグロ描写、容赦ない「痛み」の疑似体験効果は映画というジャンルの中では最高レベル。
スケールアップした続編に、アメリカ人の気弱な本音が垣間見える(60点)
『ナイトミュージアム2』は、全米興行ランキングで本命視されていた『ターミネーター4』を打ち破り、堂々のトップを飾った。確かにこれを見ると、いまどきのアメリカ人の心理、何を求めているのかがわかるようで興味深い。
史上最強のお父さんが登場(85点)
アイデアが枯渇気味で、四六時中知恵を絞ってうんうん唸っているハリウッドのプロデューサーらは、『96時間』を見て目からうろこが落ちたのではないだろうか。
30日間逃げ場なし!(45点)
吸血鬼が日光に弱いというのは、今では広辞苑に載ってもいいほどの常識。しかしよく考えてみると、この地球の地軸は傾いているため、地域によっては一日中まったく日が昇らないケースが存在する。それは白夜の反対=極夜といって、主に極圏で見られる現象。つまり、ここにこそ吸血鬼たちの安全地帯があったというわけだ。
ワニ川に取り残された一家の悲劇(60点)
外洋でダイビングを楽しんで水上に出たら、船がいなくなっておりました。で知られる『オープン・ウォーター』シリーズは、しゃれにならない実話ものとしてそこそこの成功を収めたが、本作もその系統の実話もの。今回犠牲になるあわれな3人は、世にも恐ろしい、ワニだらけの水泳大会を体験することになる。