◆『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の監督が贈る話題の最新作!(75点)
これはギリギリの映画だ。映画『コララインとボタンの魔女 3D(原題:Coraline)』には不気味で怖い映像があり、本作は小さな子供に観せる事の出来る映画の境界線スレスレの所に位置している。しかしそれはネガティブな意見ではない。必要以上に暴力が描かれることはなく、ギリギリの映画であるゆえに、『コララインとボタンの魔女 3D』に大人も子供も映画に魅了されてしまうのだ。
◆『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の監督が贈る話題の最新作!(75点)
これはギリギリの映画だ。映画『コララインとボタンの魔女 3D(原題:Coraline)』には不気味で怖い映像があり、本作は小さな子供に観せる事の出来る映画の境界線スレスレの所に位置している。しかしそれはネガティブな意見ではない。必要以上に暴力が描かれることはなく、ギリギリの映画であるゆえに、『コララインとボタンの魔女 3D』に大人も子供も映画に魅了されてしまうのだ。
◆『マッハ!!!!!!!!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督待望の新作(65点)
映画監督プラッチャヤー・ピンゲーオと言えば、トニー・ジャーと組んだ『マッハ!!!!!!!!』『トム・ヤム・クン!』の大人気ぶっ飛びアクション映画で有名で、彼の映画の最大の特徴はアクションシーンにワイヤーを使用しないという事。そしてピンゲーオ監督はワイヤーなしでありながらも超人的なアクションシーンをこれでもかと物語の中に盛り込み、マーシャルアーツ映画ファンを魅了している。映画『チョコレート・ファイター(英題:CHOCOLATE)』はピンゲーオ監督が放つ待望の新作。しかも今回の主人公は女の子。彼女もワイヤーなしでアクションシーンに挑んでいるから驚きだ。
◆露骨な性描写がカンヌ映画祭他で注目を集めた話題の作品(75点)
1人の少女が鏡の前で濡れた髪をタオルで拭っている。彼女の裸の体も水に濡れており、風呂上がりである事が伺える。そして彼女はセクシーに鏡の中の自分に「I Love you」と囁く。それは何かの練習なのだろうか、彼女は鏡に向かって何度もその言葉を繰り返す。その部屋のドアの隙間から彼女の小さな甥が叔母の裸を眺めている。それでも彼女は気付かずに練習を続ける。こうやって物語が始まるフィリピン映画『サービス(原題:Serbis)』は、街の喧噪や熱気、空気の質感、そして臭いまで伝わって来てしまう様な「生」という言葉が相応しい特別な映画である。
◆アルノー・デプレシャン監督最高傑作誕生!(85点)
日本では恋人たちの日として親しまれているクリスマス。しかしキリスト教を重んじる国にとっては日本の正月同様、その日は家族の集まる日である。家族が集まるとなると何かしらのドラマが生まれる。2008年のカンヌ国際映画祭のコンペ作品として選出されたフランス映画『クリスマス・ストーリー(原題:Un conte de Noe"l)(英題:A Christmas Tale)』はクリスマスを舞台にしたある1つの家族の物語である。
◆サンフランシスコの空の下2人の男女が恋に落ちる(75点)
インディーズ作品と聞くと、映画であれ音楽であれアメリカでは白人が中心となっている場合が多い。それに対し黒人のインディー作品は影を潜めており、あまり市場に出回る事はない。映画『Medicine for Melancholy』はその流れに反するかの様に黒人の男女が主演のインディー作品で、本作はこれまで多くの映画祭で上映され絶賛されている。2008 年のインディペンデント・スピリット・アワードでもノミネートされ、その新鮮な存在は止まるところを知らない。
これは娘を持つ父親たちのためのファンタジー映画だ!(80点)
父親にとって娘というものは特別な存在。ずっと手元に置いて見守っていたいに違いない。しかし、娘も次第に成長し、旅立ちの日がやって来る。親として娘の成長は祝福したいが、気持ちは複雑だ。リーアム・ニーソン扮する映画『96時間』の主人公には溺愛する一人娘がいる。ところがある日目に入れても痛くない娘が誘拐され、父親は1人で凶悪な組織から娘を救い出そうとする。
ヴァンパイアとライカンがなぜ全面戦争する事になったか今明かされる!(55点)
『アンダーワールド』でお馴染みのケイト・ベッキンセイル扮するセリーン、彼女はライカンに家族を殺され復讐に燃える悲しい運命を背負う事になったヴァンパイアの女処刑人だ。実はライカンを襲わせたのはビル・ナイ扮するヴァンパイア族の長老ビクターで、セリーンだけは殺す事が出来なかった。何故彼女は生かされたのか?それはセリーンがビクターの娘の生き写しだったから。『アンダーワールド』で語られたその物語の全貌とヴァンパイアとライカンが全面戦争するに至った理由が『アンダーワールド:ビギンズ(原題:UNDERWORLD: THE RISE OF THE LYCANS)』で明らかになる。
◆精神分析学の講義の様な映画(70点)
映画は夢物語ではない。映画こそ私たち自身なのだ。『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド(原題:THE PERVERT’S GUIDE TO CINEMA)』のプレゼンターであるスロバキア人精神分析学者/哲学者のスラヴォイ・ジジェク氏はそう私たちに教えてくれる。タイトルに「pervert=変態」と付いていると、なんだかドキッとさせられるが、彼は『めまい』『エイリアン』『マトリックス』等40にも及ぶいわゆる名作と呼ばれる映画を分析し、それらのシーンについて解説する。そう、これは精神分析学の講義の様な映画なのだ。
◆十代の人間とヴァンパイアの恋を描く世界的ベストセラー小説待望の映画化!(50点)
人間とヴァンパイアの恋。人間は年をとり、やがて死ぬ。しかし、ヴァンパイアは何百年も生き続ける。悲恋にならざるを得ないその恋は、古いものだと先日『フロスト×ニクソン』での演技で今年のアカデミー賞にノミネートされたフランク・ランジェラの『ドラキュラ』や、最近では極上のスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』等で、今までに何度となくで描かれている。映画『トワイライト?初恋?(原題:Twilight)』はその悲恋の物語に新風を吹き込むハリウッド映画である。
あのB級カナダ産ホラーの名作が3Dで蘇る!(35点)
ジョージ・ミハルカの『血のバレンタイン』、それはカルト的人気を誇る81年公開、スティーブン・ミラー原作のカナダのB級ホラー映画だ。現在ありとあらゆる名作をリメイクしているハリウッドだが、このB級映画もその餌食となり3D映画として新しく製作された。そのホラー映画の3D作品『ブラッディ・バレンタイン3D(原題:MY BLOODY VALENTINE 3D)』はわたしたちに新感覚を提供する、、、はずなのだが…。
ボリウッド映画初のカンフーコメディ!(30点)
先日ゴールデン・グローブ賞作品賞他を受賞したダニー・ボイルの『スラムドッグ$ミリオネア』で再びボリウッド映画に注目が集まっている今日。日本でも約 10年前に公開された『ムトゥ 踊るマハラジャ』は観たという人も多いだろう。そんな中公開されるのが『チャンドニー・チョーク・トゥー・チャイナ』というボリウッド初のカンフー映画だ。これはまたヒンドゥ語初のワーナーブラザーズ(『ダークナイト』等)配給、そして中国で撮影された作品だ。初物づくしで話題の映画なのだが…。
◆ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞の超話題作!(90点)
「アニメ・ドキュメンタリー」という新しいジャンルを定義する映画『戦場でワルツを(原題:WALTZ WITH BASHIR)』はカンヌ映画祭やニューヨーク映画祭で披露され、また第66回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞に輝く等、現在その話題性は急速に世界に広まっている。
◆名女優K・S・トーマスが息子殺しの女性を熱演(80点)
フランス映画『ずっとあなたを愛してる(原題:Il y a longtemps que je t’aime)』の主人公ジュリエットは我が子を殺した。母親が体を痛めて産んだ子を殺すという事はどういう事なのか?一体何が彼女をそうさせたのか?『イングリッシュ・ペイシェント』の名女優クリスティン・スコット・トーマスが堪能なフランス語を使い息子殺しの母親を熱演する。
ユダヤ人がナチスに武力行使した逸話を描くダニエル・クレイグ主演映画(80点)
ホロコースト研究者ネカマ・テク原作の映画『ディファイアンス(原題:DEFIANCE)』の中にこんな台詞がある、「ユダヤ人は戦わない」。それはもちろん武器を持って抵抗しないという事なのだが、この映画の中のユダヤ人は武装し戦う。『シンドラーのリスト』等の様にドイツ人がユダヤ人を救う映画はわたしたちの記憶にあるが、『ディファイアンス』はユダヤ人がユダヤ人の命を救う実話を基にした知られざる物語だ。
トム・クルーズがヒトラー暗殺計画にたずさわった実在のドイツ人将校を演じる(45点)
好青年の役やクールなアクションヒーローのイメージのあるトム・クルーズ。しかし、今年の彼はどこか違う。『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で太ったハゲ頭のハイパーなおやじを演じ、人々を驚愕させた。彼はその役でゴールデン・グローブ賞にもノミネートされ勢いづいているのだが、そんな中彼の新しい主演映画が公開される。その名は『ワルキューレ(原題:VALKYRIE)』。トム・クルーズはこの映画でヒトラー暗殺の計画を指揮したドイツ軍将校を演じる。