ドゥームズデイ - 佐々木貴之

◆B級娯楽映画ファン、マニアは見逃すわけにはいかない必見作(65点)

 傑作『ディセント』(05)を世に送り出した英映画界きっての娯楽映画職人ニール・マーシャルが早くも自身の集大成と呼べるような作品を生み出してしまった。SF、アクション、スプラッター系ホラー、サスペンス、史劇スペクタルの要素を取り入れてごった煮状態にし、70年代から80年代の世紀末後を舞台にした娯楽映画の影響を受けた作風のコテコテB級娯楽映画だ。

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ドゥームズデイ - 山口拓朗

◆B級精神旺盛な1本(60点)

 2008年、「死のウイルス」がイギリス全土に蔓延。政府は、すでに数百万人が感染していたスコットランドを「ホットゾーン」と命名して隔離した。2035年、こんどはロンドンで再び「死のウイルス」が流行。政府関係者は、衛星写真で「ホットゾーン」に生存者らしき姿を発見。ここでなら抗ウイルス剤が手に入るかもしれないと考え、女性戦士エデン・シンクレア(ローナ・ミトラ)をリーダーとする精鋭部隊を「ホットゾーン」に送り込むが……。

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ホースメン - 小梶勝男

◆「羊たちの沈黙」「セブン」に「SAW」シリーズの要素を加えた猟奇サスペンス。チャン・ツィイーが犯人役を演じているのが見もの(67点)

 銀のトレーに載せられた、大量の人間の歯が見つかるところから、物語は始まる。最初から気味悪く、猟奇ムードはたっぷりだ。そして、釣り針とワイヤーで吊られた全裸死体が登場し、現場に残された「来たれ」というメッセージが謎をかける。連続殺人事件を捜査する主人公は、デトロイト警察のベテラン刑事。妻に先立たれ、仕事に没頭し過ぎて2人の子供たちからは愛想を尽かされている。演じるデニス・クエイドがいい。役作りのためだろう。やや太って、うらぶれた感じをうまく出している。そして突然、驚きの展開が訪れる。最初の犠牲者の養女(チャン・ツィイー)が、犯行を唐突に自白するのだ。しかし、事件はそれだけでは終わらない。

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実験室KR-13 - 小梶勝男

◆濃密なソリッド・シチュエーション・スリラー。異様な緊張感で観客を心理的に追いつめていく(68点)

 「テキサス・チェンソー ビギニング」のジョナサン・リーベスマン監督が手がけたサスペンス。心理実験のため、テーブルとイスがあるだけの殺風景な部屋に集められた4人の男女。その前に現れた「博士」と称する男は、1日250ドルという高額な報酬を約束し、4段階の実験で1人ずつ被験者が脱落していくと説明する。そして突然、被験者の1人である女性の頭をピストルで撃ち抜く。「博士」が素早く部屋を出ると、ドアはロックされ、死体と一緒に残りの3人が閉じ込められる。室内に「問題」のナレーションが流れ、制限時間後に「正解」から一番遠かった者が、1人ずつ殺されていくという。

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30デイズ・ナイト - 佐々木貴之

◆一風変わった設定がユニーク(60点)

 この世に多く存在するヴァンパイア系ホラー作品。先般公開された『トワイライト初恋』と後に公開が控えている二本の続編は、従来のこの手の作品とは全く異なる作風で新種のヴァンパイア映画として記憶に新しい。そんな中、またもや異質のヴァンパイア映画が生み出された。原作は、スティーヴ・ナイルズによるグラフィック・ノベルの人気シリーズでこれを監督としても名高いサム・ライミがプロデュースし、『トワイライト』シリーズ第三弾を手懸けることが決定しているデヴィッド・スレイドが監督を務めた。

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マーターズ - 小梶勝男

◆凄まじい残酷描写。フレンチ・スプラッターの系譜に連なるがそれだけに収まらない孤高の問題作(80点)

 凄まじい作品だ。インパクトの強さだけで言えば、これまで見た作品の中でも、かなり上位に入るだろう。ホラーやフレンチ・スプラッターの系譜に連なってはいるが、単純な分類を許さない。孤高に位置する問題作だ。

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30デイズ・ナイト - 山口拓朗

◆「能力低下キャンペーン」を実施するヴァンパイア(40点)

 アメリカ最北端の北極圏に位置するアラスカ州のバロウ。厳冬期には氷点下30℃以下にもなるこの町には、24時間太陽が昇らない「極夜」が約30日続くシーズンがある。そんなシーズンの初日、住人が飼っていたハスキー犬十数頭が、何者かに惨殺された。保安官エバン(ジョシュ・ハートネット)はダイナーで不審人物を逮捕するが、その男は、ヨソ者の襲来をにおわせる不吉な予言を口にするのだった……。

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ブラック・ウォーター - 佐々木貴之

◆簡単に侮ることができないような作風(70点)

 二週間の休暇を利用してオーストラリア北部へ赴いたリー(メーヴ・ダーモディ)と姉グレース(ダイアナ・グレン)とその彼氏アダム(アンディー・ロドレーダ)の三人は、川釣りツアーに参加し、ガイドのジムを加えた四人はボートに乗って良い釣り場を求めて上流へ上がっていく。ボートがマングローブの沼地に入ったとき、何かが直撃してボートは転覆し、四人は川の中に突っ込んでしまう。グレースとアダムは水の中からマングローブの木へと這い上がるが、リーとジムの姿が不明状態になる。そこで二人が目の当たりにしたのは、大きなワニであるクロコダイルであった。リーは何とかひっくり返ったボートに上がり、グレースとアダムがいるマングローブの木へ辿り着くのだが……。

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ブラック・ウォーター - 小梶勝男

◆ワニがあくまでも、普通のワニであるところがいい(66点)

 巨大なワニが人を襲うというと、「アリゲーター」や「クロコダイル」を思い出す。ホラーファンならトビー・フーパーの「悪魔の沼」も浮かぶかも知れない。「U.M.A/レイク・プラシッド」も、UMA(未確認動物)といいながら、実際には巨大ワニの映画だった。

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ドゥームズデイ - 小梶勝男

◆入れてはいけない材料が入っている(67点)

 沖縄に「チャンプルー」という料理がある。豆腐や野菜を混ぜて炒めたもので、ちゃんぷるーとは沖縄の方言で「混ぜこぜ」という意味だ。

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MW-ムウ- - スタッフ古庄

◆ちょっと腐女子が喜びそうな図(50点)

 手塚治先生の作品「MW-ムウ-」。

 生々しい性描写や猟奇的殺人場面が描かれており、子供の目にさらすことのできない手塚作品の一つ。(作品紹介)だそうです。。

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スペル - 岡本太陽

◆鬼才サム・ライミ監督の自由な精神を感じる今年最高の映画(90点)

 ゲロを顔に受ける彼女が最高、入れ歯無しの口にキスされる彼女が最高、目にフォークを突き刺す彼女が最高。その彼女とは貪欲さとその影響をテーマに持つサム・ライミ監督最新作『スペル』に主演しているアリソン・ローマンだ。『ホワイト・オランダー』『ビッグ・フィッシュ』で彼女の存在を知った人も多いだろうが、実に『キャプテン・スーパーマーケット』以来のサム・ライミ久しぶりのホラー映画で、彼女は人々の心を撃ち抜く。

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ゾンビ・ストリッパーズ - 佐々木貴之

◆ゾンビ映画とストリップ系ソフトポルノが融合(75点)

 第四期目に突入したブッシュ政権。戦争は各国で続けられている。だが、兵力は不足状態へと陥り、これを機に軍とW産業は死者を甦らせるゾンビウイルスを開発する。だが、研究所内でウイルスが蔓延し、感染者はゾンビとなって増殖していく。ゾンビを蹴散らすべく乗り込んできた兵士も感染してしまい、その一人が違法ストリップ劇場に逃げ込む。そこの人気ストリッパーのキャット(ジェナ・ジェイムソン)がゾンビに噛まれてからは、劇場がとんでもないことになってしまう。

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ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 - 佐々木貴之

◆ホラー映画としての面白さは味わえるので良し(70点)

 2005年に実際に起きた未だに解明されていない事件を基に作られたショッキング系サスペンス・ホラーで、監督は新人ブライアン・ベルティノ。

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ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 - 山口拓朗

◆「実話に基づく究極の恐怖」という惹句がむなしく響く(40点)

 クリスティン(リヴ・タイラー)とジェームズ(スコット・スピードマン)のカップルは、真夜中に別荘に到着した。甘いムードになりかけたとき、何者かが玄関のドアをノックする。それを皮切りに不可解な出来事が次々と起き、ついに別荘はストレンジャーズ(訪問者)に包囲されてしまう……。

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