結局、一番恐ろしいのは人間? 韓国発の超弩級ホラーです。(点数 85点)
(C)2013 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
WEBには、いいことや悪いことが無秩序にあふれていますが、日々の生活には、なくてはならないものになっています。
そんなWEBに、けしてのぞいてはいけないサイトがあるとしたら?
WEB漫画“パート”の編集長が無惨に殺害されますが、外部からの侵入の形跡はなく、警察は自殺と断定。
しかし、担当刑事・ギチョル(オム・ギジュン)は疑いを持っていました。
編集長は死の直前、担当作家であるジユン(イ・シヨン)のWEB漫画を見ていて、そこには殺される編集長の姿が予言のように描かれていたのです。
その後、次々に彼女のWEB漫画で描かれたとおりの死体が発見され、ギチョルはジユンを真犯人として追いつめますが……。
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『ビザンチウム』せつない美少女とセクシーな美女にドキドキ!(点数 90点)
(C)Parallel Films (Byzantium) Limited / Number 9 Films (Byzantium) Limited 2012, All Rights Reserved
誰にも明かせない秘密を抱えた少女エレノアは、たったひとりの肉親・クララと一緒に、見知らぬ街から街へと移り住みながら生きてきました。
海辺のホテル“ビザンチウム“で暮らしはじめたエレノアは、難病の青年・フランクと出会い、恋に落ちてしまいます。
関係に溝ができたクララとエリノアに、追跡者たちが迫ってきて……。
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少女たちの友情のみずみずしさにうっとり! エル・ファニングが可愛すぎますっ! (点数 90点)
(C)BRITISH FILM INSTITUTE AND APB FILMS LTD 2012
エル・ファニングを知っていますか?
言わずと知れた元祖美少女・ダコタ・ファニングの妹です。姉のダコタは、ショートカットの似合う美少女でしたが、エルはロングヘアの似合う美少女。
かわいらしさだけでなく、色気もあるけれど、あくまでもさわやか系で、男性だけでなく、女性からも愛される万人向けの美少女なのです。
そんな彼女と本作で幼なじみを演じるのは、アリス・イングラート。コリン・イングラート監督とジェーン・カンピオン監督を両親に持つバリバリのサラブレッド。
このふたりの少女の共演が、心にしみる作品になっています。
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「天皇」とは何かを考えさせられる映画 (点数 90点)
(C)Fellers Film LLC 2012 ALLRIGHTS RESERVED
8月15日の終戦記念日。
たまたま、その前日『終戦のエンペラー』を見ました。
この映画を見るのに、最高のタイミンングだったと言えるでしょう。
想像以上にスリリングで面白く、想像を超える感動。
非常によくできた映画でした。
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人は「秘密」があった方が魅力的だ (点数 80点)
© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved
最初の20分が異常におもしろい。
『華麗なるギャツビー』なのに、肝心のギャツビーがちっとも
登場しないのです。
ようやく登場したディカプリオ演じるギャツビーの満面な笑顔。
謎の男・ギャツビーにすっかり魅了されます。
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夢の実現と代償 (点数 90点)
(C)A Late Quartet LLC 2012
心に染みるいい映画を見ました。
結成25周年を迎えようとする弦楽四重奏団「フーガ」。
しかし、リーダー格のチェリスト、ピーター
(クリストファー・ウォーケン)がパーキンソン病を
患っていることが発覚。
ピーターは引退を申し出ますが、残されたメンバーは動揺し、
「フーガ」の存続が危ぶまれます。
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本当の身分を失ってまで隠さなければならなかった真実に驚愕 (点数 86点)
(C)2012 TCYK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
今作は元過激派で、殺人罪で指名手配されているが現在は別人に成りすまし弁護士として生きる男をロバート・レッドフォードが演じ、クリス・クーパー、サム・エリオット、ニック・ノルティなどいぶし銀の俳優が多く出演しているのも見どころ。
スーザン・サランドンも元過激派役で出演し冒頭に、取調室で新聞記者に語って聞かせる印象的なカットがあるなど見せ場も多い。
当時の活動家達の心情にチューニングすることが出来れば面白さも倍増するだろう。
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「夢の実現」の先にあるもの(点数 100点)
(C)2013 二馬力・GNDHDDTK
5年ぶりの宮崎駿の監督作品を楽しみました。
リアルに描かれた美しい風景や古い町並みが積み重ねられていく。
セリフも少なく、映像で語られ、余白は観客のイマジネーションに委ねられる。
「大人のジブリ作品」と言われますが、
それはジブリ映画初のキスシーンがあるからだけではなく、
冗長に説明しない、観客の想像力を信頼した
大人に向けた映画であるという面を見逃せません。
【ネタバレ注意】
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スウェーデンの偉大な監督が生んだ名作の一本 (点数 85点)
(C)1960 AB Svensk Filmindustri
スウェーデンが生んだ愛すべきもの、それは車VOLVO(笑) とベルイマン監督です。
ハリウッド外映画の三大巨匠といえば、黒澤明、イタリアのフェリーニ、そしてスウェーデンのベルイマンでしょう。そのベルイマンの脂ののった時期の3作品がリバイバル公開されます。
今回ご紹介する『野いちご』を挟んで『第七の封印』、『処女の泉』が連続公開されます。
ファンの方は全て観ませんか?『夏の夜は三たび微笑む』も機会があればオススメの逸品です。
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『25年目の弦楽四重奏』アカデミー賞俳優たちが贈るビターだけど元気のでる人間ドラマ(点数 90点)
(C)A Late Quartet LLC 2012
弦楽四重奏団「フーガ」の結成から、25年。
ロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、ダニエル(マーク・イヴァニール)、レイチェル(キャサリン・キーナー)、ピーター(クリストファー・ウォーケン)の4人のメンバーは、25周年を祝っていました。
記念すべき年の演奏会の曲目は、「ベートーヴェン弦楽四重奏第14番」という難曲で、彼らはさっそく練習を開始します。
ところが、最年長のチェリスト・ピーターがパーキンソン病を患っていることが発覚し、引退を申し出ますが……。
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ゾンビ映画とはタカ派が好む映画であると思う。 (点数 80点)
(C)2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
“World War”というくらいだから第三次世界大戦のシミュレーションかと思っていたが、ゾンビ映画だっ た。
ゾンビ映画にはあまり詳しくはないのだが、それでも自分の見解を開陳したい。
ゾンビ映画とは本質的には人間不信が主題の映画であると思う。
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雨にぬれる日本庭園と緑の美しさに心癒され、瑞々しくてピュアなラブストーリーにときめく!(点数 100点)
(C)Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
なんて、美しい光景なんでしょう! 雨に濡れる公園の緑のあでやかさにただ、ただ見とれるばかり。
あまり雨が得意ではない、わたしでさえ、主人公のタカオのように、雨の日に誰かと会ってみたくなりました。
靴職人を目指している高校1年生のタカオ(声:入野自由)は、アルバイトと家出中の母の代わりに家事もしながら、こつこつと自分で靴を作っていました。
雨の日は、学校をサボって日本庭園で靴のスケッチを描き、デザインを考えています。
ある雨の日、板チョコをあてに缶ビールを飲む若い女性ユキノ(声:花澤香菜)と出会います。
その日から、約束はしていないものの雨の午前中に、ふたりは会うことになって……。
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『華麗なるギャツビー』華麗な衣装やパーティにときめき、レオさまの純愛に涙!(点数 85点)
© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved
宮殿のような豪邸にひとりで暮らす、謎めいた男・ジェイ・ギャツビー
(レオナルド・ディカプリオ)。
彼の出自は、謎に包まれ、誰も彼の正体を知りません。
毎夜のように、自宅で豪華なパーティーを開く彼は、隣人のニック
(トビー・マグワイア)に、自らの生い立ちをうちあけます。
ところが、あまりに出来すぎた話に、なにかを隠しているのではないか?
とニックはいぶかしがって……。
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『ダイ・ハード』のホワイトハウス版!(点数 90点)
非常によくできたアクション映画。
最後まで、ハラハラ、ドキドキ楽しめました。
『ダイ・ハード』のホワイトハウス版とでもいいましょうか。
外部から完全に閉鎖され密室空間となったホワイトハウスで、
携帯電話で外部の指示を得ながら、孤軍奮闘する様子は、
『ダイ・ハード』を彷彿させます。
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華麗なる3Dラブ・ストーリー! グレイト・ムービー! (点数 90点)
© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved
F・スコット・フィッツジェラルドの小説が原作ですが、本編は1974年のフランシス・フォード・コッポラ脚本、ロバート・レッドフォード主演版の物語により近い。
舞台は1920年代のニューヨーク。中西部より出てきた青年ニックは証券会社での仕事のためニューヨーク郊外のロングアイランドに越してきます。
ニックが暮らすのは質素な家ですが、隣には毎夜豪華絢爛なパーティが開かれる豪邸です。
そのギャツビー邸のシャンパンを浴びチャールストンに興じるセレブたちの饗宴は1920年代、禁酒法の下 セレブのカタルシスとみることができるし、日本だとバブル期狂乱のイケイケDISCOを連想しました。
このあたりの演出は監督バズ・ラーマンの新解釈で、そのまま『ムーラン・ルージュ』のデジャヴのよう。
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