◆人間の少年とヴァンパイアの少女の美しい恋物語(80点)
こんなに美しいヴァンパイア映画が今まであっただろうか。スウェーデンから生まれた『ぼくのエリ 200歳の少女(原題:LET THE RIGHT ONE IN)』という映画はヴァンパイア映画の常識を覆す。ヴァンパイア映画というと近年では『ブレイド』や『アンダーワールド』が挙げられるだろうか。いずれにしてもヴァンパイア映画=アクション映画という印象があるが、スウェーデン人映画監督トーマス・アルフレッドソンのヴァンパイア映画は1味も2味も違う、人間の少年とヴァンパイアの少女の優しいラブストーリーだ。
この映画の批評を読む »
◆お笑い番組で観られるようなコントに近い(80点)
諜報機関“コントロール”本部が犯罪組織“カオス”に襲撃され、全エージェントの顔や身元がバレてしまう。唯一敵にバレなかったマックスウェル・スマート(スティーブ・カレル)が分析官からエージェントに昇格する。憧れの役職をゲットしたスマートはエージェント86となり、整形手術をしたばかりの凄腕美女エージェント99(アン・ハサウェイ)とタッグを組んでカオスに挑む。
この映画の批評を読む »
◆今が旬の若手実力派2人が激突!(80点)
今をときめくスカーレット・ヨハンソンとナタリー・ポートマンが、複雑な愛憎で結ばれた姉妹に扮する歴史劇。新興貴族のブーリン卿は一族の隆盛を図るため、長女アンをヘンリー8世の愛人にしようと企てるが、国王が見初めたのはすでに結婚していた次女のメアリーで……。
この映画の批評を読む »
◆ケレン味抜群の3D映像を楽しもう(70点)
ご存じ、ジュール・ベルヌの小説「地底探検」を下敷きにした作品。科学者と甥っ子、美貌の山岳ガイドが、地下の世界に落ちこんで、不思議な現象や太古の動植物と遭遇するが、脱出路を探すうちに地底火山の噴火が迫り……。“地球の中心”に光差す大空洞があったり、そこに恐竜や空飛ぶピラニアがいたりと、現在の科学知識からすればかなり噴飯ものの設定も多いが、そこはSFの古典に敬意を表し、割り切って楽しむしかない。
この映画の批評を読む »
◆「実に・・おもしろい!実に・・興味深い!」天才物理学者と天才数学者の頭脳戦!!(70点)
月9ですでにお馴染み(?)のガリレオ先生!スクリーンに登場です♪
この映画の批評を読む »
◆ハイテクの脅威を描くジェットコースター・アクション(70点)
スティーブン・スピルバーグの構想を元に作られたノンストップ・スペクタクル。コピーショップの店員ジェリー(シャイア・ラブーフ)と、子どもを人質に取られたレイチェル(ミシェル・モナハン)が、謎の女性“アリア”に電話で命じられるまま、否応なしに犯罪行為を強いられて……。
この映画の批評を読む »
◆穏やかなユーモアが心地よい喪失と癒しの感動作(70点)
出だしのシーンを見ただけで、「これはうまい」と舌を巻いた。外出先から戻ったヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラーの夫妻が丁々発止の口ゲンカを繰り広げるのだが、それが何ともテンポよく、かつユーモラス。しかも2人の言葉や態度の端々に、互いに対する愛情の深さまでが感じられ、観客は我知らず夫妻を好きになるという寸法。やがて画面はオープニングのクレジットに移り、続くシーンではすでに夫が死んでいて……。
この映画の批評を読む »
◆"映画愛"をたっぷりと浸潤させた秀作(75点)
とある街の一角にある、ちょっぴり時代遅れのレンタルビデオ店(DVDは置いてない)。ある日、常連のジェリー(ジャック・ブラック)が大量の電磁波をあびたまま店に入ってきたことにより、陳列していたビデオの中身がすべて消えるトラブルが発生。事態を重くみた店員のマイク(モス・デフ)はジェリーと共に自主制作映画を撮り、そのビデオを客に貸し出すことにした……。
この映画の批評を読む »
◆作品に対する敬意が込められている(70点)
未だにビデオテープしか置いていないレンタルビデオ店で、フレッチャー店長(ダニー・グローヴァー)から店番を任されたマイク(モス・デフ)。彼の幼馴染で風変わりな男ジェリー(ジャック・ブラック)が発電所でいたずらをやらかし、自身が電磁波を浴びてしまう。これが原因で店のテープの映像が抹消されるハメとなる。マイクとジェリーは、消えてしまった映像を勝手に自主製作する。
この映画の批評を読む »
◆スプラッター度は既に100%を越えている(85点)
アメリカ資本で製作された日本映画“TOKYO SHOCK”シリーズの第二弾。監督は、シリーズ第一弾『片腕マシンガール』(08)で特殊メイク、造形を担当した西村喜廣。
この映画の批評を読む »
◆ポートマンとバルデムの顔合わせで描く、スペイン史の裏側(70点)
美人がそうでない女性に比べて不当に得をしているのは事実だと思うけど(得をさせているのは他ならぬ我々男性なのだから、その点は間違いない)、美人は美人なりに、いろいろと悩みがあるもの。特にその美人がたまたま女優であったりすると、「おバカなブロンドの役しか回ってこない」とか「どんなにいい演技をしても美しさしか評価されない」といった憂き目に遭いがちだ。それを甘受できない野心派の美人女優は、たとえば『モンスター』(03)のシャーリーズ・セロンのように13キロもの“逆ダイエット”を敢行し、自らのイメージを打ち破ってみたりする。
この映画の批評を読む »
◆アメコミ系SFヒーローアクション映画とは一味違った面白さ(90点)
マーベル社の人気アメコミ作品が待望のスクリーンデビューを果たした。
この映画の批評を読む »
◆アクションの新境地開拓(90点)
この作品、実にかっこいいっ!!の一言です!!
いやぁ?どんどんVFXですか?レベルUPしてますね?!どこまでいくんだろう。。
この映画の批評を読む »
◆ブッ飛びまくったド派手なアクション(90点)
『ナイト・ウォッチ』(04)、『デイ・ウォッチ』(06)でお馴染みのロシア人監督ティムール・ベクマンべトフがハリウッド進出を果たした作品。原作はあの『マトリックス』シリーズの影響を受けたというマーク・ミラーと、J・G・ジョーンズによる同名の人気コミック。
この映画の批評を読む »
◆着眼点がすばらしい(85点)
所属していた楽団が解散することになり、妻と故郷の山形に戻ったチェロ弾きの大悟(本木雅弘)。旅行代理店かと思って面接に足を運んだ会社に採用されるも、実際の仕事は、遺体を棺に納めるというものだった。しかも初仕事が、腐敗が進んだ老人の遺体だったため……。
この映画の批評を読む »