ハナミズキ - 渡まち子

ハナミズキ

© 2010 映画「ハナミズキ」製作委員会

◆ストーリーそのものは、出会ってはすれ違うという古臭いもので、終盤には偶然を多用する展開になり、目新しさは何もない(40点)

 10年の歳月の中、すれ違い続ける恋人たちの物語だが、あまりに展開が早いせいか、あっさりと薄味の恋愛映画になっている。北海道に住む紗枝は、東京の大学を目指して受験勉強中。ある時、水産高校に通う康平と偶然出会い、恋に落ちる。やがて東京と北海道の遠距離恋愛が始まった。海外での仕事を目標に、都会生活でどんどん美しくなる紗枝と、たとえ苦労があっても漁師として頑張りたい康平は、互いを思いながらも次第にすれ違いはじめる…。

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ルー=ガルー - 前田有一

ルー=ガルー

◆京極夏彦作品の異色は、いまどきアニメの"フツー"(10点)

 京極夏彦といえば、百鬼夜行(京極堂)シリーズに代表される、オカルト風味を取り入れた分厚い推理小説で知られる。

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東京島 - 前田有一

東京島

© 2010「東京島」フィルムパートナーズ

◆現代的でユニークな無人島映画ではあるが(40点)

 映画の中で無人島が出てくる場合、65パーセント程度の確率でセクシー美女が漂流してくる。その美人はたいてい作品の中で不自然に大きなおっぱいを晒すので、男たちは無人島ものが大好きである。12チャンネル(東京の場合)や深夜帯にこの手の映画が多いのも、需要と供給の経済原則からみれば当然であろう。

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花と蛇3 - 前田有一

◆小向美奈子の文句なしストリップ映画(65点)

 先日『キャタピラー』で久々に主演・寺島しのぶのハダカをみた。彼女は出世作の「ヴァイブレータ」(2003)から、節目ごとに脱ぎっぷりのよさを見せ付けてのし上がってきた女優だが、37歳になった今でもきれいな身体をしていた。やはり細身の37歳は、オンナとして一番の食べごろといえる。むろん、この件に関して私の好み以外の根拠はない。

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トイレット - 前田有一

◆弱いアイデアだけで、いきなり撮り始めたような印象(55点)

 することは一緒なのに、どうしてこうも違うものが生まれるのか。各国のトイレ事情は、それだけで一冊本が出せるほどバラエティに富んでいる。便器の形や大きさはもちろん、紙で拭くのか水なのか、はたまた砂なのかといったところまで、さまざまな違いがある。

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KING GAME キングゲーム - 前田有一

◆江川監督らしさを押し出し、もっと過激なゲームを(10点)

 中世のヨーロッパが起源だそうだが、合コンの風物詩こと王様ゲームはどこか日本人にぴったりな余興である。

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NECK ネック - 渡まち子

◆文壇の中でも激しく評価が分かれる異色作家・舞城王太郎の原案だけに、後半は若者ウケしそうなハチャメチャな物語が炸裂し、正直、ストーリーがよくわからなくなる(40点)

 人気覆面作家・舞城王太郎原案の本作は、さまざまなジャンルがごちゃ混ぜになった、名付けて胸キュン・ホラー・青春ムービー。美人だが、変わり者の理科系大学院生の杉奈は、お化けを作る研究に没頭中。そんな杉奈に一目惚れしたフツーの大学生・首藤は勇気を振り絞って告白、彼女から深夜の研究室に呼び出される。デートかと期待したのに、大きな木箱“ネックマシーン”に入れられて、実験台にされるハメに。その後、ホラー作家やその編集者が入り乱れて、お化けを作リ出す“ネック(首)プロジェクト”が始動する…。

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ようこそ、アムステルダム国立美術館へ - 福本次郎

ようこそ、アムステルダム国立美術館へ

© PvHFilm2008

◆美術館改築計画は市民団体の抵抗で頓挫、問題は解決されないまま先送りが決定され、さらに資金難や指導者の辞任にまで発展する。カメラはそんな予想外の展開にも“それもまた人間の営み”とばかりに客観的にレンズを向ける。(50点)

 国立の美術館=市民の税金で賄われている以上、この映画を通じて美術館側は改修工事を公開して再オープン時の華々しい広報活動に利用しようと目論んでいたのだろう。監督もまた、さまざまな立場の人々がひとつの目標に向かって力を合わせ、難題を克服する過程を通じて理性の勝利を描きたかったに違いない。しかし、現実は予定調和的なハッピーエンドに向かってくれるほど甘くはない。計画は市民団体の抵抗で頓挫、問題は解決されないまま先送りだけが決定され、さらに資金難や指導者の辞任にまで発展する。カメラはそんな予想外の展開にも“それもまた人間の営み”とばかりに客観的にレンズを向ける。

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特攻野郎Aチーム THE MOVIE - 佐々木貴之

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX

◆本作の見所は、何と言ってもド派手なアクションシーン(75点)

 80年代にアメリカはもちろん、日本でも人気を博したTVドラマ『特攻野郎Aチーム』を劇場用映画として復活させた。当然、キャストは一新され、アクション面もスケールアップした。

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カラフル - 渡まち子

カラフル

© 2010 森絵都/「カラフル」製作委員会

◆もう一度世界を見つめ直した少年の心の旅。ファンタジーとリアルが絶妙にブレンドされている。(70点)

 罪を犯して輪廻できない魂の“ぼく”に天使らしき存在のプラプラが話しかけた。「抽選に当たりました!」。自分が何の罪を犯したかを思い出せば、もう一度現世に戻ることができるという。自殺した14歳の少年“小林真(こばやしまこと)”の身体にホームステイした“ぼく”だったが…。

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シークレット - 前田有一

◆自分の知らない妻の内面(70点)

 新品のパソコンを購入するのはいいものだ。トラブルも少なく、末永く付き合っていける。本来、それ以上の楽しみを知る必要はないのだが、何かの拍子に中古パソコンの魅力に取り付かれたら大変である。

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NECK ネック - 前田有一

◆いい原石、もっとよく磨いていたら(65点)

 深夜のファミリーレストランにいくと、ドリンクバーで遊んでいる暇な若者をたまに見かける。普通の飲み物に飽きたのだろう、コーラとメロンソーダを混ぜてみたり、レモンを浮かべてみたりと斬新なオリジナルカクテル作りに夢中である。

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特攻野郎Aチーム THE MOVIE - 前田有一

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX

◆熱しやすく冷めやすい人向け?(40点)

 熱しやすく冷めやすい人がいる。女性の場合だと、イケメンな彼が欲しくなって自分から誘い見事にゲットしたものの、何かの拍子で別れたが最後、相手がどう必死にアプローチしてきても決して二度と体を許さない、というタイプだ。

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特攻野郎Aチーム THE MOVIE - 渡まち子

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX

◆ウジウジ悩まず、コ難しい社会性とも無縁の個性派4人が大暴れする様はアリエナイ爽快さ(60点)

 単純にスカッとしたいならこの映画で決まり! と言わんばかりの、正義のヒーローが悪党をやっつけるシンプルなアクション娯楽作だ。スミス大佐、通称ハンニバルが率いる元特殊部隊員で編成されるAチームは、数々の任務をこなしてきた4人の精鋭たち。イラクでのドル紙幣原版強奪事件を解決すべく現地で任務につくが、罠にハメられ無実の罪で投獄される。半年後、別々の刑務所から脱獄した4人は再集結し、身の潔白を証明するために立ち上がる。だが、そこには彼らが予想もしない人物の関与とさらなる陰謀が隠されていた…。

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キャタピラー - 福本次郎

◆手足だけでなく人間としての誇りまで奪われた男は、己の運命を呪い人生を憎む。旺盛な食欲と性欲が、死にきれなかった彼の希望なき未来を象徴する。映画は、傷痍軍人とその世話をする妻の姿を通じ、人間のエゴの正体に迫る。(70点)

 手足だけでなく誇りまで戦場で奪われてしまった男は、己の運命を呪い人生を憎む。食事も排せつも一人ではできず、その苛立ちは介護する妻に向けられ、まるで何かに復讐しているかのように彼女に辛く当たる。そんな主人公の、帝国軍人として潔く散れなかった後悔よりも、芋虫のようになってでも生きようとする “生”への執念がすさまじい。旺盛な食欲と疲れを知らぬ性欲が、死ぬべき時に死ねなかった彼の希望なき未来を象徴する。物語は、軍神と祭り上げられた傷痍軍人と妻の姿を通じ、人間のエゴの正体に迫る。

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