チェンジリング - 岡本太陽

アンジェリーナ・ジョリー主演のクリント・イーストウッド監督最新作(70点)

チェンジリング

© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 仕事よりも寧ろプライベートでの動向が注目を集める女優アンジェリーナ・ジョリー。それだけ彼女には存在感があるという事だろう。実話を基にしたクリント・イーストウッドの新作『チェンジリング』でもその圧倒的なオーラは溢れんばかりに満ちている。現在、その映画のヒロイン、クリンスティン・コリンズを演じるジョリーは来年のアカデミー賞へのノミネートが確実視されている。

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RELIGULOUS - 岡本太陽

ビル・マーが世界中の宗教信仰者にインタビューするドキュメンタリー映画(60点)

 地球に生きる多くの人々は何らかの宗教を信仰してる。宗教は人々の価値観の基本を作る目には見えないもの。この宗教について"Real Time With Bill Maher"等で有名なアメリカのTV界で活躍するビル・マーが出演するコメディ・ドキュメンタリー映画『RELIGULOUS』が公開された。監督はあの『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のラリー・チャールズだ。

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アライブ-生還者- - 岡本太陽

アンデス山脈で起こった飛行機遭難事故の真実が今明かされる(80点)

アライブ-生還者-

© Ethan Productions

 1970年代にアンデス山脈のチリ国境付近で1機の空軍機遭難事故が起きた。生存者は人肉を食し、救助されるまでの72日間を生き延びた。この出来事は世界中の人々に衝撃を与え、常に議論が交わされてきた。その事故から35年以上経った今年、生存者達の証言を基に制作されたドキュメンタリー映画『アライブ-生還者-(原題:STRANDED:I’VE COME FROM A PLANE THAT CRASHED ON THE MOUNTAINS")』が公開された。アンデス山脈で起こったその出来事への議論はこれからもまだ続く。

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ぼくのエリ 200歳の少女 - 岡本太陽

◆人間の少年とヴァンパイアの少女の美しい恋物語(80点)

 こんなに美しいヴァンパイア映画が今まであっただろうか。スウェーデンから生まれた『ぼくのエリ 200歳の少女(原題:LET THE RIGHT ONE IN)』という映画はヴァンパイア映画の常識を覆す。ヴァンパイア映画というと近年では『ブレイド』や『アンダーワールド』が挙げられるだろうか。いずれにしてもヴァンパイア映画=アクション映画という印象があるが、スウェーデン人映画監督トーマス・アルフレッドソンのヴァンパイア映画は1味も2味も違う、人間の少年とヴァンパイアの少女の優しいラブストーリーだ。

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スラムドッグ$ミリオネア - 岡本太陽

ダニー・ボイル監督最新作はなんとボリウッド映画!?(85点)

スラムドッグ$ミリオネア

© 2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation

 『スラムドッグ$ミリオネア(原題:SLUMDOG MILLIONAIRE)』はイギリス人映画監督ダニー・ボイルの新境地だ。物語序盤に何人もの子供達がムンバイの狭い路地を駆け抜ける。そのフレッシュで生き生きとしたエネルギーにわたしたちは心を打たれる。そしてそれはボイル氏の『トレインスポッティング』を否応無しに連想させるはずだ。この映画は間違いなく1996年の彼の傑作映画以降最もわたしたちの血を踊らせる作品だ。

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脳内ニューヨーク - 岡本太陽

 チャーリー・カウフマンの初監督作品『脳内ニューヨーク(原題:SYNECDOCHE, NEW YORK)』は魔法だ。カウフマンは『マルコヴィッチの穴』で映画界に彗星の如く現れてから、その後に続く『ヒューマン・ネイチュア』『アダプテーション』と常に人々を魅了し続けてきた。そして新作が最も期待される映画脚本家となり、2004年の『エターナル・サンシャイン』ではアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した。非現実的な作風が印象的なカウフマンのスタイルは2008年新作にも受け継がれており、それを観る人々は不思議な体験をさせられてしまう。

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1408号室 - 岡本太陽

56人を殺害した呪われた部屋にホラー作家が滞在する…(65点)

© 2007 The Weinstein Company, LLC. All rights reserved.

 スティーヴン・キングの短編小説を映画化した『1408号室(原題:1408)』は不気味な作品だ。西洋では13は不吉な数字、忌み数とされている。ゆえにホテル等には13階が存在しないことも少なくない。『1408号室』に登場する数字は13を連想させる。まず1408号室の位置する14階が実際の13 階に当たる点、それから1+4+0+8=13という事。とにかくこの映画で用いられる数字は13を連想させる様に巧みに計算されているのだ。この様に物語に登場する数字に気を配ると多くの13を発見することが出来るだろう。

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SEX DRIVE - 岡本太陽

ジェームズ・マースデンがオチを務める童貞喪失映画(30点)

 童貞喪失は思春期の男の子にとっての普遍的なテーマ。そしてそれを題材にした映画も特にコメディ映画として多く作られている。昨年では男の友情を描く映画としても楽しめる『スーパーバッド童貞ウォーズ』が同じテーマの作品で大ヒットを記録した。この秋にもまた1つの童貞喪失映画が公開される。その映画『SEX DRIVE』は女性とセックスするために旅に出るという童貞喪失ロードームービーだ。

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REC:レック/ザ・クアランティン - 岡本太陽

スパニッシュホラー『REC』のハリウッドリメイク版(40点)

 2007年のスペインのホラー映画『REC』。これは『ブレアウィッチ・プロジェクト』や『クローバー・フィールド』と同じ様に映画の登場人物がカメラを手にし、それに映される映像で構成される映画だ。閉ざされた建物の中で繰り広げられる惨劇が見事に観客の心を掴みカルト映画の仲間入りを果たしたこの作品がハリウッドでリメイクされた。『エミリー・ローズ』のジェニファー・カーペンターを主人公に迎えた『REC:レック/ザ・クアランティン』は同じく主観撮影作品『The Poughkeepsie Tapes』が待機中の若手注目株ジョン・エリック・ダウドルが監督を務める。

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レイチェルの結婚 - 岡本太陽

アン・ハサウェイが「ファック!」を連発!(80点)

レイチェルの結婚

 誰がアン・ハサウェイがこんな事になると予想しただろうか。『プリティ・プリンセス』で華々しく銀幕デビューを果たし、元気でキュートなイメージが定着していた彼女。『ブロークバック・マウンテン』では乳房を曝け出すシーンもあり、イメージ払拭を図るが、『プラダを着た悪魔』ではまた可愛らしい主人公を演じた。しかし、ハサウェイの新作『レイチェルの結婚』では彼女に異変が。彼女はなんと元麻薬中毒者を演じるのだ。

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ハッピー・ゴー・ラッキー - 岡本太陽

ベルリンで銀熊賞を受賞した巨匠マイク・リー監督最新作!(80点)

 『ハッピー・ゴー・ラッキー(HAPPY-GO-LUCKY)』の主人公ポピーはまるで砂漠にあるオアシスの様に希望をもたらしてくれる。彼女の放つ陽のエネルギーが人を引きつけ、そして安心感を与えるのだ。巨匠マイク・リーの新作はまさにタイトル通りのポピーというヒロインを通して、苛立ち、怒り、鬱の蔓延するこの世の中に反不幸主義を提示する。

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CHOKE - 岡本太陽

『ファイト・クラブ』のチャック・パラニューク原作小説の映画化!(70点)

 デヴィッド・フィンチャー監督作『ファイト・クラブ』。カルト的な人気を誇るこの映画の原作者はアメリカ人小説家、エッセイストのチャック・パラニューク。彼の書く物語は人が実際に話す様な短い文章で綴られ、皮肉的なブラックユーモアを散りばめている事で有名で、その彼が2001年に発表した「チョーク!」はニューヨーク・タイムズのベストセラーに選ばれる快挙を果たした。そして今秋、そのパラニュークの2001年のベストセラーの映画化作品が公開。本作は『CHOKE』は2008年のサンダンス映画祭でプレミア上映を迎えた。

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イーグル・アイ - 岡本太陽

シャイア・ラブーフ主演、全米初登場No.1アクション超大作!(35点)

© 2008 DREAMWORKS LLC. All Rights Reserved.

 スティーヴン・スピルバーグはシャイア・ラブーフにベタ惚れ。『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』でも重要な役にこの俳優を起用していたが、スプルバーグが製作総指揮を務めるこの秋の新作映画『イーグル・アイ(原題:EAGLE EYE)』でもラブーフを主役に抜擢している。本作では昨年夏にスマッシュヒットを飛ばした『ディスタービア』の監督D・J・カルーソが再びシャイア・ラブーフをタッグを組む。

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ブラインドネス - 岡本太陽

全世界の人々が突然失明してしまったら…。フェルナンド・メイレレス監督最新作(60点)

© 2008 Rhombus Media/O2 Filmes/Bee Vine Pictures

 人にとって目は生きる上で非常に重要な役割を果たしている。もしそれが突然見えなくなってしまったら、あなたの世界はどう変わってしまうだろうか。いつも眺めていた景色も、好きだった映画も、あなたにとって大切な人の顔も見えなくなってしまう。映画『ブラインドネス(原題:BLINDNESS)』では人が突然盲目になるという出来事が世界規模で起こる。本作は人が盲目になった世界を描く人間観察記だ。

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パリ20区、僕たちのクラス - 岡本太陽

◆カンヌ映画祭で審査員全員一致でパルム・ドールを受賞したあの映画!(85点)

カンヌ映画祭で審査員全員一致でパルム・ドールを受賞したあの映画!(85点)

 教師と生徒を描く映画は多い。例えば、『青春の輝き』や『デンジャラス・マインド』、最近では『フリーダム・ライターズ』等、挙げれば切りがない。 2008年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞したフランス映画『パリ20区、僕たちのクラス(仏題:Entre Les Murs)』も学校が舞台だが、この映画は上に挙げた様な作品とは随分とアプローチが違う。普段こういった映画では学校外での教師と生徒の生活も描かれるのだが、この映画では彼らの学校内での姿しか映されないのだ。

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