ピアース・ブロスナンのキレキレのアクションにクラクラ? (点数 90点)
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しみじみ考えるに、スパイ映画って多いですよね。
ボンドシリーズをはじめとして、ジェイソン・ボーンにジャック・ライアン。
そんなドキドキのスパイアクションが、また一つ誕生しちゃいました。
かつて伝説と評されていた元CIAエージェントのデヴェロー(ピアース・ブロスナン)は、引退し、スイスで静かに暮らしていました。
かつての同僚たちが次々と殺されていることを知り、助けに向かいますが、同僚であり愛していた女性を目前で殺されてしまいます。
しかも、その犯人は、彼が自ら育てあげた現役最強のスパイ・メイソン(ルーク・ブレイシー)で……。
『007/ダイ・アナザー・デイ』以来、13年ぶりに、ピアース・ブロスナンが挑んだ本格派のスパイ・アクションです。
やっぱり彼には、クールなスパイが似合います。原題の『11月の男』とは「冬の到来によりあらゆる者が死に絶える」という由来で、彼が屈強で冷酷で非情な人物だから。
甘々のラブストーリーより、ぴりっとスパイスの効いたアクションがホントに似合っています。
還暦を超えても、キレのあるアクションにわくドキしっぱなし。
スタローンやリーアム・ニーソンらの親父アクション(こちらも、かっこいいけれど)とは、またひと味違って、ときめいたりして。
原作は冷戦時代を描いたものなので、現代風に味付けされていますが、描写がリアルなので、現実もこうなのかなとつい、深読みしたくなります。
大人のアクションとかっこよさが堪能できちゃいます。
刺激がほしい方に特にオススメ。
(小泉 浩子)