エクトプラズム 怨霊の棲む家 - 岡本太陽

◆実際あった出来事を基にしたホラー映画(40点)

 条件も良く、手頃な価格の掘り出し物の家には必ず何かある。1980年代にスネデカー一家がコネチカット州で体験した実話を基にしたホラー映画『エクトプラズム 怨霊の棲む家』で、問題を抱えたある家族が新しく引越して来た新居で怒れる邪悪な存在に苦悩する。

 本作に登場するキャンベル一家は息子のガン治療のため、診療所に近い家に引越す事を決める。妻と夫、そして子供4人が住むには十分なその家だが、そこには不気味な歴史があった。そこは以前葬儀準備所として使用されていたのだ。家族全員がその事実を知りつつも新生活を始めようとするが、彼らには予想出来なかった出来事が次々と襲う。

 このキャンベル一家の住む家はこの世に存在しない何者かによって取り憑かれている。カイル・ガルナー扮するキャンベル家の息子マットは死に近い状態にある事から、その何者かの姿を家の中で度々目撃しており、自分の中にすらその存在を感じるようになる。この展開は『シャイニング』や『悪魔の棲む家』を連想させ、わたしたちに恐怖を与えるが、あまり新鮮な作品ではない。それでもオドロオドロしい映像や衝撃的な瞬間は登場する。

 監督ピーター・コーンウェルのデビュー作品であるこの映画には『サイドウェイ』のヴァージニア・マドセン、マーティン・ドノヴァン、アマンダ・クルー等が集い、出演者だけ見るとホラー映画らしからぬ様相を呈している。それもそのはずで、本作は基本的には家族ドラマなのだ。キャンベル家が住まいに取り憑いた存在によって非常事態に見舞われる傍ら、夫の酒癖の悪さや、息子の通院による家族の背負う負担等、家族の抱える問題も描いている。

 そんな「普通の人たち」に降り掛かった惨劇を描こうとしている本作だが、この作品の決定的な誤りは「この作品は実話に基づいている」という説明をオープニングに挿入しておきながら、実話とは思えない物語や映像を見せている点。これでは誰もこんな事が実際にスネデカー家にあった事等信じられないし、普通の怖いホラー映画としてしか受け取る事が出来ないだろう。そんな本作から学ぶ教訓は、よく調べもしないで、住むとこうなるぞという事くらいだろうか。

岡本太陽

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