◆映像を目にした皆さんが、驚愕のあまり顎を外さないことを願います(60点)
「この記録映像の一部にはかなり衝撃的な映像が含まれています」
「これを信じるか、信じないかはあなた次第・・・」
◆映像を目にした皆さんが、驚愕のあまり顎を外さないことを願います(60点)
「この記録映像の一部にはかなり衝撃的な映像が含まれています」
「これを信じるか、信じないかはあなた次第・・・」
◆心理学者のもとを訪れた患者を撮影したビデオと、その様子を俳優によって再現した映像は、なにかとてつもない異常が起きていることを予感させる。しかし、ドキュメンタリーに擬した手法はさんざんやりつくされていて生ぬるい。(30点)
心理学者のもとを訪れた患者のインタビューを撮影したビデオと、その様子を俳優によって再現した映像。それら二つを、スクリーンを左右に分割し同時進行で見せ、なにかとてつもない異常が起きていることを予感させる。アラスカの小さな街でたびたび起きる超常現象を解明しようとするヒロインが真相に迫る過程で、彼女自身もまた犠牲者になっていく。しかし、UFOによる拉致といった題材自体が古臭い上に、ドキュメンタリーに擬した手法も最近ではさんざんやりつくされていては、その衝撃は生ぬるい。
◆キワモノすれすれの都市伝説のような印象を受ける(55点)
「映画の一部はかなり衝撃的です」と最初にことわりを入れるこの映画、記録映像と再現ドラマの2つを同居させるスタイルがユニークだ。アラスカ州のノーム在住の心理学者アビゲイル・タイラー博士は、次々に訪れる不眠症の患者の治療のため、催眠療法を試みる。「白いフクロウが自分を見ている」と怯え、一様に同じ症状を訴える患者たち。治療の様子を録画したカメラには、古代の言語の音声と共に、恐ろしい映像が残されていた…。
◆東京スポーツのトンデモ1面記事を映画化したらこんなふうになるだろうか。“記録映像”と再現映像を並べて見せる手法が面白い(65点)
東京スポーツに載った宇宙人の死体写真やゴム人間の記事を見て、新聞なのにウソを書くなと怒る人は無粋だろう。もし本作を見て怒る人がいたとしたら、同じように無粋だと思う。本作の"記録映像"の真偽については、この際、考えても意味がない。ただ、騙される楽しみを失わないためにも、あくまでも「超常ドキュメンタリー」として見るべきだろう。
◆エイリアンによる誘拐を題材にした残念な映画(10点)
ドキュメンタリーとフィクションがスクリーン上で所どころ同時に進行するというスタイルをとった映画『THE 4TH KIND フォース・カインド(原題:THE FOURTH KIND)』。2000年に実際にあったアビゲイル・タイラー博士にまつわる事件の一部始終を、ビデオ撮影された『ブレアウィッチ・プロジェクト』の様なドキュメンタリー的映像として見せ、それを基に制作されたミラ・ジョヴォヴィッチがタイラー博士に扮するストーリーはビデオで撮影されていなかった裏の出来事を描いてゆく。そのトリックによる効果が人々の恐怖心と好奇心を煽る事を期待した本作だが…。