◆格闘技を見せるのが主目的なので、話は徹底的に短絡的(30点)
物語はそっちのけで格闘シーンのみ気合を入れまくる内容だが、人気ゲームの映画化にはそれでちょうどいいのかもしれない。強大な力を持つテッケン財閥の支配下にある近未来のアメリカ。才能ある格闘家の風間仁は、スラム街で密輸をしながら生計を立てていた。ある晩、家が財閥のロボット警備隊に襲われ、母が殺される。復讐を誓った仁は財閥のトップ三島平八が主催する史上最大の格闘トーナメントに出場して三島の懐近くに飛び込もうとするが…。
◆格闘技を見せるのが主目的なので、話は徹底的に短絡的(30点)
物語はそっちのけで格闘シーンのみ気合を入れまくる内容だが、人気ゲームの映画化にはそれでちょうどいいのかもしれない。強大な力を持つテッケン財閥の支配下にある近未来のアメリカ。才能ある格闘家の風間仁は、スラム街で密輸をしながら生計を立てていた。ある晩、家が財閥のロボット警備隊に襲われ、母が殺される。復讐を誓った仁は財閥のトップ三島平八が主催する史上最大の格闘トーナメントに出場して三島の懐近くに飛び込もうとするが…。
◆あらゆる格闘技の使い手が覇を競う大会にひとりの青年が挑戦する物語は、ただ強さを競うにとどまらず怒りと憎悪について掘り下げようとする。だが、ゲームソフトを実写化しただけの奥行きのない世界観が作品の足を引っ張る。(40点)
マーシャルアーツ、カポエラ、コマンドサンボ、骨法、合気道、剣術、忍法、キックボクシングといったあらゆるジャンルの使い手たちが一堂に会して覇を競う大会にひとりの青年が挑戦する。しかし、そこには彼の知らない秘密が待ち構え、陰謀に巻き込まれていく。映画は通常の格闘技バトルでは飽き足らず、主人公の出生や親子の確執を盛り込み、ただ強さを証明する物語にとどまらず怒りと憎悪について掘り下げようとする。だが、ゲームソフトを実写化しただけの奥行きのない世界観はかえって作品の足を引っ張り、登場人物の華麗なテクニックの数々も驚きとはほど遠い。