◆バリバリにチューンアップしたプジョーで300キロ以上のスピードで疾走するテクニックは健在。舞台をマルセイユに戻し、スリルあふれる超絶カーチェイスを見せるのかと思いきや、センスのかみ合わないコメディになっている。(30点)
バリバリにチューンアップしたプジョーで公道を300キロ以上のスピードで疾走する。他の車を巧みに追い越し、狭い裏道を縫うように走る主人公のテクニックは健在。舞台をこの作品の原点・マルセイユに戻し、スリルあふれる超絶カーチェイスを見せてくれるのかと思いきや、この新作はセンスのかみ合わないコメディになっている。登場人物、特に刑事たちの間抜けぶりを強調することで権力に対する風刺を描きたかったのかもしてないが、あらゆるおふざけがわざとらしく、到底笑えない。フランス人にはこれが面白いのだろうか。
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(40点)
フランス人うけするギャグが満載のシリーズ第4作は、バカさ加減が一気に増加。すご腕ドライバーのダニエルとドジ刑事エミリアンは、凶悪犯を追ってモナコへ爆走。だがカー・チェイスは少なめで、その分コメディ色が高まった。前作で生まれたそれぞれの息子と父のほのぼのシーンも加わって、まるでホームドラマのよう。タクシーが活躍するというユニークさが売りだったこのシリーズも、新鮮味が尽きた気がする。
カーアクションとしての魅力を失った(30点)
『TAXi』は、本国フランスでは他の追随を許さない国民的人気シリーズであり、はや4作目となった。あえて思い切りはしょって言ってしまえば、このシリーズの魅力は世界最高レベルのカーチェイスと、同じく最高レベルのしょうもないドタバタギャグの二本柱だ。
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