なすべきことをなし終えた者だけが死という安息を得る。死神は「実行」予定者が満足な死を迎えられるよう少しだけ手を貸してやる。しかし、限りある生だからこそ充実させようと必死になって生きる人間の美しさを描きれていない。(40点)
なすべきことをなし終えた者だけが死という安息を与えられる。この作品の死神は不幸をもたらすために人に近づくのではなく、観察した上で生存か死を決める。その基準は対象者がどこまで死に値する人生を送ってきたか。命の奪う権限は持つが、その判定はあくまで人間の生き方によるという死神像が新しい。十分に生きた者は「実行」、まだ足りない者は「見送り」とされ、「実行」判定予定者には満足な死を迎えられるよう少しだけ手を貸してやる。しかし、限りある生だからこそ充実させようと必死になって生きる人間の美しさを描きれていない。
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◆独特な雰囲気ぃ~死神さんだからね(?)(60点)
「死神」という単語の入った題だけを見ると暗そうな怖そうなイメージでしたが、実際に映画を見てみると・・おやおや??
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この原作者が描く優しさはいつもちょっとズレている気がしてならない。(60点)
話に甘さが目立つのはファンタジーなので許すとしても、花が灰色に変色して枯れる稚拙なCGが泣けてくる。物語はある女性と複数の時代で交流する死神チバが主人公だ。人間を監察し、死(実行)か生(見送り)かを決めるのだが、死をプロデュースする判断基準があいまいで、実行されても不安になる。この原作者が描く優しさはいつもちょっとズレている気がしてならない。ほぼスッピンで演じた小西真奈美が歌でも頑張っているので要チェック。
伊坂幸太郎の魅力全開! だそうだ(60点)
いまや映画界で大人気の作家・伊坂幸太郎の連作短編集『死神の精度』が、ついに実写化された。映画化を何度も断り続けた伊坂氏が、金城武主演ならと承諾したとのこと。結果、"Sweet Rain"というイカす題名がついた、見事な珍作に仕上がった。
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