本人は傷つかず、ボーイフレンドも苦しまず、両親や周りの大人も反対しない。女子高生が望まない妊娠をしたのに、映画は通常起こりうるような苦悩や葛藤、軋轢とはまったく無縁に進展し、あらゆる予想に肩透かしを食わせる。(60点)
© 2007 TWENTIETH CENTURY FOX
本人は傷つかず、ボーイフレンドも苦しまず、両親や周りの大人も物分りがよいのか反対しない。女子高生のヒロインが、望まない妊娠をしたにもかかわらずほとんど逆風が吹かない上に、おなかの中で胎児が確実に大きくなっていっても他人ごとのように距離を取る。それは愛していない男の子供など必要ないというシニカルな気持ちと、養子に出すことが決まっている以上情が移らないほうがよいという考えから生まれる態度なのか。映画は通常起こりうるような苦悩や葛藤、軋轢とはまったく無縁に進展し、あらゆる予想に肩透かしを食わせる。
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10代の少女の望まない妊娠を、微塵の暗さもなく描く快作。里親制度も含め、日本との違いが面白い。(85点)
© 2007 TWENTIETH CENTURY FOX
興味本位のセックスで妊娠してしまった16歳のジュノ。中絶は思いとどまり、親友の力を借りて、養子を希望しているヴァネッサとマークという夫婦を見つけて里親の話をつける。それからジュノと周囲の人々の珍騒動が始まった…。
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◆ほのかな温かさで描かれていて実に嬉しい気持ちにさせてくれる(85点)
16歳の女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)は、バンド仲間のポーリー(マイケル・セラ)と興味本位だけでやってしまった性行為によって予期せぬ妊娠をしてしまった。だが、彼女は中絶手段を諦め、生まれた子供をマーク(ジェイソン・ベイトマン)とヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)夫婦の養子にすることを決意する。
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16歳で妊娠した女の子はどんな行動をとるか?(90点)
© 2007 TWENTIETH CENTURY FOX
『JUNO/ジュノ』はアメリカの映画業界にとって、間違いなく年度を代表する作品のひとつである。
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インディペンデント界の新しいヒロインが誕生したジェイソン・ライトマン最新作(85点)
© 2007 TWENTIETH CENTURY FOX
妊娠をテーマにした映画は今年いくつか公開された。有名なところだと、ジャド・アパトウの『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、エイドリアン・シェリーの『ウエイトレス?おいしい人生のつくりかた?』がある。そしてまた1つ『X-MEN:ファイナルデシジョン』『ハード・キャンディ』のエレン・ページ主演で新しい妊娠ものの映画が公開された。タイトルは『JUNO/ジュノ(原題:JUNO)』という。
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