◆悪役が魅力的な映画は面白い(74点)
あらゆるものを破壊し尽す新兵器「ナノマイト」を巡って、悪の組織コブラと、米政府の組織した国際機密部隊G.I.ジョーが、最新科学を駆使して戦う。現代の東京のど真ん中に少林寺風の寺があり、そこで忍者が訓練されているなどというバカバカしい設定に加え、絵に描いたような勧善懲悪のストーリー。笑ってしまうしかないのだが、それでも映画が面白いのは、悪役が魅力的だからだろう。
◆悪役が魅力的な映画は面白い(74点)
あらゆるものを破壊し尽す新兵器「ナノマイト」を巡って、悪の組織コブラと、米政府の組織した国際機密部隊G.I.ジョーが、最新科学を駆使して戦う。現代の東京のど真ん中に少林寺風の寺があり、そこで忍者が訓練されているなどというバカバカしい設定に加え、絵に描いたような勧善懲悪のストーリー。笑ってしまうしかないのだが、それでも映画が面白いのは、悪役が魅力的だからだろう。
◆好きな人は好き、かも?(45点)
アメリカで人気のフィギュアシリーズ「G.I.ジョー」
私は、自分が生まれる10年以上前のことなので・・よく知りませんでしたが、日本でもタカラが1970年に「G.I.ジョー」の生みの親、ハブロス社と提携し、“ニューG.I.ジョー”としてフィギュアを発売、人気を博したそうですね!
イ・ビョンホンが日本の忍者を好演(60点)
『G.I.ジョー』は、テレビ番組で流される紹介映像や予告編を見てから本編を見たとき、「このシーン、そういえば前に見た気がする」感を味わえる典型的な映画である。
◆地上最悪のエキスパート・チーム!(20点)
今年の夏の超大作映画において、『スター・トレック』はファンを納得させる出来で大ヒット、『トランスフォーマー』は前作を上回るド派手さが映画を記録的大ヒットに導いた。これらの映画は基となるTVシリーズやフィギュアを新しい世代のために現代的要素を取り入れ上手に興行的に成功した良い例であろう。そこへ来て、期待されていた実写映画『G.I.ジョー(原題:G.I.JOE: THE RISE OF COBRA)』はまるで悪夢。これを公開する事にOKが出たのかさえ謎だ。本作は米TVアニメ「地上最強のエキスパート・チームG.I.ジョー」を基にしているが、特にアニメを観て育った世代が泣いている姿が目に浮かぶ。
もはやストーリーなど二の次(55点)
世界を救っているのか、ブッ壊しているのか、区別がつかない超ド級のアクション映画は、人気ミリタリー・フィギュア・シリーズの実写映画化。近未来を舞台に、破壊兵器ナノマイトを奪った悪のテロ組織コブラに、国際機密部隊G.I.ジョーが立ち向かう。だが、隊員のリーダーのデュークには、コブラに所属する美女バロネスと浅からぬ因縁が。悪徳武器商人や謎の科学者などが入り乱れ、エジプト、パリ、北極と、世界中で激しい攻防を繰り広げる。
弾頭争奪戦から、パリの大追撃、北極の秘密基地での死闘など、壮大なスケールの実写とCGの合成による膨大な情報量は見る者を思考停止に追い込む。一方で登場人物の性格付けが明確でわかりやすく整理されていて好感が持てた。(60点)
パワーを増幅させるボディスーツに身を包んだ男たちが装甲を施したハマーを追う。銃弾やロケット弾の攻撃と弾き飛ばされた自動車が降ってくる中、大通りから路地裏まで驚異的な走力と跳躍力で駆け抜ける姿はスピードとスリルが満点。さらに基底部が腐食したエッフェル塔がセーヌ川に横倒しになるシーンでは、ランドマークが突然崩壊するテロの恐怖がリアルに再現される。冒頭の弾頭争奪戦から、パリの大追撃、北極の秘密基地での死闘など、壮大なスケールの実写と CGの合成による膨大な情報量は見る者を思考停止に追い込む。一方で登場人物の性格付けが明確でわかりやすく整理されているところに好感が持てた。