◆下ネタ満載のスタンダップパフォーマンスシーンが魅力(55点)
ハリウッドの映画監督、プロデューサーであるジャド・アパトウ。大ヒットコメディ映画『40歳の童貞男』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』を監督し、その才能を世界に知らしめた。彼の強みは安定したストーリーテリングと下ネタ。だから例え、卑猥な表現を使ったとしても、安っぽい物語にはならない。アパトウ氏の監督第3弾映画『FUNNY POEPLE』はいつもの様に下ネタ満載でアパトウファンの心を掴むが、本作はジャンル的にはコメディドラマ。前2作に比べシリアスで今までのジャド・アパトウ作品と同じ様なものを想像していると、全く違う雰囲気の本作に驚かされてしまう。アパトウ氏は確実に変化し始めている。