D-WARS ディー・ウォーズ - 福本次郎

500年に一度龍が蘇るという朝鮮の昔話に、「キング・コング」や「インデペンデンス・デイ」、「スター・ウォーズ」などの超大作のエッセンスをまぶし、デジタル処理された壮大な視覚効果と音響で息もつかせぬアクションを展開する。(40点)

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 高層ビルに巻きついて咆哮する大蛇は「キング・コング」、道路にあふれる車が吹き飛ばされ街が破壊されるシーンは「インデペンデンス・デイ」や「クローバーフィールド」を思わせ、さらに鎧に身を包んだ悪の兵団が恐竜のような動物に大砲を背負わせて進軍する場面は「スター・ウォーズ」を彷彿させる。500 年に一度龍が蘇るという朝鮮の昔話に過去のハリウッド超大作のエッセンスをまぶし、デジタル処理された壮大な視覚効果と音響で息もつかせぬアクションを展開する。

 レポーターのイーサンは大爆発現場で龍の鱗を発見、幼いころに聞かされた昇龍伝説を思い出す。彼は龍に命を捧げる運命を背負ったサラ見つけ出すが、悪の勢力がサラの身柄を狙ってブラキという大蛇を街に放つ。

 長い体をくねらせてサラを追うブラキを、なぜあれほどまで凶暴そうな外見にしたのだろう。もっと死人のような表情のない目で淡々と襲いかかってきたほうが恐怖感も出たはず。感情が読めない怪物のほうが存在感が増すのだが、余りにも直裁に邪悪さを描きすぎている。その一方で、空を覆わんばかりの大軍で攻めてくる翼竜は、戦闘ヘリに撃ち落とされながらもいつの間にか対処法を身につけて、ヘリを撃墜するなど奮闘を見せる。イーサンがサラを守るというストーリーなど二の次、これでもかと繰り出される悪の軍団と米軍との戦闘の映像に、後半は思考停止になる。

 やがてサラはブラキの生け贄として捕らえられ、まさに危機一髪というときに善の大蛇・イムギが天から舞い降りてくる。そこでサラは自分の体をイムギに託し、イムギは龍となってブラキを倒す。だが、その大蛇と龍が絡み合いかみ付き合いながら戦うクライマックスは、細密なCGアニメのようになってしまってまったく温かみが感じられない。もっとサラの自己犠牲やイーサンとサラの前世からの因縁と愛の軌跡をきちんと描いていれば、文字通り「画竜点睛」となったはずだ。

D-WARS ディー・ウォーズ - 渡まち子

派手なCGを自慢するゲームのよう(40点)

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 韓国映画界が本気を出したと噂のSFムービーだが、物語があまりにおそまつで脱力する。LAに突如ドラゴンが現れ破壊の限りを尽くす。イーサンは少年の頃に聞いた伝説を思い出し、世界を救う運命の女性・サラを見つけるが、邪悪なモンスター軍団も彼女を狙っていた。ファンタジーと災害パニック映画の合体で、派手なCGを自慢するゲームのよう。悪役のキャラが立ってないのが何よりマイナスだ。ごった煮のような物語は何でもアリの韓国映画のカラーが強烈。巨大ビルに張り付くドラゴンのビジュアルは見ものだが、米国進出の足がかりにするには、ビミョーな出来だ。

D-WARS ディー・ウォーズ - 前田有一

韓国映画界が本気で米市場に挑んだ怪獣パニック大作(30点)

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 この年公開される韓国映画の中で、もっとも注目すべきはこの『D-WARS ディー・ウォーズ』であろう。

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