軍用ヘリがゾンビの群れに突っ込み、回転するローターで首を刎ね、胴体を刻み、手足をぶった斬る。飛び散る血しぶきと肉片、次々と現れるゾンビに対してさまざまな対処法があったが、これは今までいちばん見たかった殺戮法だ。(30点)
広い野原を逃げまわる主人公たちを数十人の集団で追うゾンビたち。その足は速く全力疾走に近い。そこに救出にやってきた軍用ヘリがゾンビの群れに突っ込み、回転するローターで首を刎ね、胴体を刻み、手足をぶった斬る。飛び散る血しぶきと肉片、大量に発生し、いくら退治しても次々と現れるゾンビに対してさまざまな対処法があったが、今までいちばん見たかった殺戮法だ。こんな残酷な殺し方ができるのもゾンビ映画ならでは、このシーンは不快感極まりないこの作品のなかで唯一輝いて見えた。
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恐怖感を煽るドキュメンタリータッチの映像が印象的だ。(60点)
異彩を放ったホラー映画「28日後…」の続編は、欧州発の小品らしいテイストに仕上がった。近未来、人間を凶暴化するウィルスで壊滅した英国に復興のきざしが見えた頃、再び恐ろしい事態が発生する。ゾンビ化した感染者は殲滅がこのテの話の基本だが、米国軍の無差別攻撃は現実の米国テロ対策を見るようで怖すぎる。姑息な雰囲気を漂わすロバート・カーライルが上手い。恐怖感を煽るドキュメンタリータッチの映像が印象的だ。
おばかさん、ピンポン感染で世界を滅ぼす(75点)
オリジナル脚本による終末ホラー「28日後…」(02年)は、ヨーロッパ(イギリス)の監督らしくシニカルなテーマ性と、万人向けな娯楽性を併せ持った佳作であった。
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『28日後…』の続編 衝撃的ゾンビ映画の第2章(65点)
約4年前にダニー・ボイル監督の映画『28日後…』を観た。はじめてこの映画を観た時はなかなか衝撃的なものだった。なぜならゾンビが猛スピードで走るからだ。見る者を殺したくなるウイルスが原因になってはいるが、一応この映画はゾンビ映画というジャンルに入ると思う。そして一般的にゾンビというと手を前に突き出してゆっくり歩くものを想像する人が多いはずだ。だが、この映画は違う。兎に角走る。またそれに噛まれると瞬時にゾンビ化してしまう。だから短時間で連鎖的にゾンビが生まれる事も可能なのである。それらが恐怖を倍増させる。このホラー映画『28日後…』の続編『28週後…』がこの程アメリカで公開された。
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