食堂かたつむり - 福本次郎

◆家出をし、コックとして修業を積み、恋人と信じた男に全財産を持ち逃げされ声を失ったヒロインの半生を手短に紹介するイントロ部分は、魔法の国の扉を開けるような不思議なメロディに乗せた歌と簡潔な映像でテンポよく語られる。(30点)

 家出をし、コックとして修業を積み、恋人と信じた男に全財産を持ち逃げされ声を失った女は、たった一つ残されたおばあちゃんのぬか床を手に故郷の村に帰る。ヒロインの半生を手短に紹介するイントロ部分は、魔法の国の扉を開けるようなメロディに乗せた歌と簡潔な映像でテンポよく語られる。これからどんなおとぎ話が展開するのかと期待はふくらむが、ブタを飼う母親が出てくるあたりで急速にしぼんでしまう。そして癖のある他の登場人物は、その存在が不思議というより不自然でまったく物語になじんでいない。もともとスカスカな内容の原作は映画化でいっそう隙間風を吹かせてしまった。

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食堂かたつむり - 渡まち子

◆お互いに屈折しながら歩んできた母と娘の和解の物語として味わうことができる(55点)

 食に関する映画が流行しているが、これはちょっと風変わりなグルメもの。子供の頃から料理が大好きだった倫子は、レストランを開くのが夢。だが、恋人から資金を持ち逃げされ、ショックと失恋の痛手から声が出なくなってしまう。昔から折り合いの悪い母親の暮らす田舎に戻った倫子は、仕方なく母と暮らしながら、実家の物置を利用して小さな食堂を開くことに。お客は1日に一組。メニューも置かない。ユニークな“食堂かたつむり”は評判になり、いつしか倫子の料理を食べると願いがかなうという噂が広まった…。

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食堂かたつむり - 前田有一

◆早くも本年度を代表する良作の登場か(4点)

 映画『食堂かたつむり』は、作詞家で小説家の小川糸による同名原作の映画化。この本は人気テレビ番組「王様のブランチ」で絶賛されベストセラーになったもので、ためしにamazonを見てみると、私が作者だったら枕を泣き濡らすに違いない、心温まる読者レビューの嵐である。

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食堂かたつむり - 小梶勝男

◆声を失った柴咲コウが田舎で料理店を開き、周囲を癒していく物語。「食べることの意味」がテーマだが、それがドラマとして物語を引っ張っていかない(66点)

 頭に浮かんだのは、「ロハス」や「エコロジー」という言葉だった。今の一種の「時代の気分」であって、だからこそ原作もベストセラーになったのだろう。しかし、真っ向から「癒やし」を描かれると、見ていてどうにも居心地が悪い。映画の中で登場人物たちが癒やされるほどには、観客は癒やされない。

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