隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS - 福本次郎

斬られた体や射られた傷口から鮮血が噴出し、爆薬やCGを使った視覚的な見せ場には事欠かないが、そこで描かれる物語はご都合主義丸出しの展開。しかも映像が暗くくすみライティングが悪いために、俳優の表情が読み取れない。(30点)

© 2008『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』製作委員会

 剣で斬られた体や矢で射られた傷口から鮮血が噴出し、大量の爆薬やCGを使った大規模な視覚的な見せ場には事欠かないが、そこで描かれる物語はご都合主義丸出しの安易な展開。しかも映像が暗くくすんでいる上にライティングが悪いために、ただでさえ土で汚れたメークをしている俳優たちの表情が読み取れない。あえて彩度や明度を落としているのかも知れないが、山の緑や空の青といったカラーを強調することで、戦国時代の身分の低いものがおかれた状態の悲惨さを表現できたはずだ。なにより人情の話に転換したのが失敗だった。

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS - 渡まち子

知名度の高い名作に手を出すなら独自性が勝負だ。(60点)

 この映画の唯一の見所は、オリジナルをトレースするだけでなく現代風にアレンジしたところ。侍と2人の若者が、金塊と姫君を守りながら冒険を繰り広げる娯楽活劇だ。何をやっても文句が出る黒澤映画リメイクには、これくらいの気概を持ちたいもの。ロマンスを盛り込むなど不必要な脱線はあるが、松本潤を主役にするならこれも仕方ないか。知名度の高い名作に手を出すなら独自性が勝負だ。森田版「椿三十郎」に比べたらよほど好感が持てる。

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS - 前田有一

黒澤明の名作を、長澤まさみ&ジャニーズ松本潤主演でリメイク(10点)

© 2008『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』製作委員会

 『隠し砦の三悪人』は黒澤明監督がのこした数々の傑作の中でも、特に「ファンに愛されている」作品ではないか。そんな、一定の年齢以上の日本人にとって大切な宝物のような映画作品のリメイクに、樋口真嗣(ひぐちしんじ)監督は『THE LAST PRINCESS』(ざ・らすとぷりんせす)というイカすタイトルをつけた。そのカッコよさはまるでポケモン映画のよう。思わず涙が出る。

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