◆肺ガンで余命半年と宣告されながら、タバコをやめない主人公。延命治療や手術を拒んだくせに、自分で病状をさらに悪化させる。こんなアホ男に感情移入できるわけもなく、映画はさらに安っぽいセンチメンタリズムに包まれる。(20点)
肺ガンで余命半年と宣告されながら、ためらうことなくタバコを口にくわえ火をつける主人公。そして彼の病を知っていながら注意しない家族や友人。肺ガンの原因が喫煙であることが明白なのに、どうしてタバコをやめたりやめさせたりしないのだろう。カッコつけて「死ぬまでは生きていたい」と延命治療や手術を拒んだくせに、自分の病状を自分でさらに悪化させるとは、なんという愚かさだろう。こんな男に感情移入できるわけもなく、映画はさらに安っぽいセンチメンタリズムというオブラートに包まれる。