さまざまな人の心を少しだけ癒すのがいい(50点)
不思議と心惹かれるタイトルだ。つまらない仕事と平凡な毎日にうんざりしているOLの映子は、ある夜、街のさまざまな場所に花の種をまいている青年ユウスケと出会う。引きこもりに近い内気な青年の行為を手伝うことで、徐々に変わっていく映子はおとなしいが基本的には前向きな女性。つまらないのは仕事のせいではなく自分のせいだったと気付かせてくれるのが、花を植える行為という発想がナチュラルだ。目立つ場所ではなくさびしい場所にあえて植えていくことで、さまざまな人の心を少しだけ癒すのがいい。若手キャストのための企画・きらきらMOVIES三部作の1本。