一家そろっての夕食がルールの家庭。もはや現代の日本からは消え去った家族の風景。しかし、やがて親離れのときが来て娘たちは夕食を欠席する。娘たちが旅立ちの季節を迎えたとき父はどうするか。その葛藤をコミカルに描く。(40点)
一家そろって夕食を食べるという習慣を固持する家庭。娘ふたりはすでに大学生なのに、父親が決めたルールに反発もせず夕方になると家に帰ってくる。そして食卓を囲んでその日の出来事を報告しあう。もはや現代の日本からは消え去った家族の風景。しかし、やがて親離れのときが来て、娘たちは夕食の席から姿を消す。吉田拓郎のフォークソングをふんだんに使い、オヤジ世代のノスタルジーに浸るのかと思えば、娘世代の恋や夢も饒舌に語る。まだまだ子供と思っていた娘たちが旅立ちの季節を迎えたとき、父はどうするか。その葛藤をコミカルに描いている。