百万円と苦虫女 - 小梶勝男

◆タナダ監督のリアリズムと蒼井優の奇跡的な美しさ(90点)

 現時点では、蒼井優にとっても、タナダユキ監督にとっても代表作だろう。基本的にはコメディーだが、かなり苦い部分もある。前向きな女性ではなく、むしろ後ろ向きな女性を主人公にしたところが実にユニークだ。そこにタナダ監督の独特のリアリズムが感じられる。

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百万円と苦虫女 - 福本次郎

深い人間関係を築くことが苦手でひっそりと生きていこうとする女。内省的で、迷惑をかけないかわりに干渉もされたくない。過剰に気を使うがゆえにバリアを張ってしまうヒロインを、眉間にしわの不機嫌な表情で蒼井優が好演。(80点)

© 2008 『百万円と苦虫女』製作委員会

 深い人間関係を築くことが苦手で、ただひっそりと生きていこうとする女。非常に内省的で、たいていのことは自分の中で完結させ、外部には迷惑をかけないかわりに干渉もされたくない。きっと一日中誰とも口を利かなくとも平気で、むしろその方が気楽と感じているのだろう。そんな過剰に気を使うがゆえにバリアを張ってしまうようなヒロインを、眉間にしわを寄せた不機嫌な表情で蒼井優が好演。結局、不器用にしか生きられないままだけれど、少しだけ成長する姿をカメラはやさしい視線でとらえる。

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百万円と苦虫女 - 渡まち子

青春映画の地味な蒼井優は、圧倒的に魅力がある(75点)

© 2008 『百万円と苦虫女』製作委員会

 ほろ苦いこの青春映画の地味な蒼井優は、圧倒的に魅力がある。ひょんなことから前科者になった鈴子が、各地を転々としながら徐々に成長する姿を描く物語だ。不器用な女の子がポツリと言う「自分を探したくない。探さなくてもいやでもここにいるから」というセリフが深い。人と距離を置きながらもどこかで人を求めてしまう気持ちが切なくてリアルだ。印象的なのは弟や恋人と遠慮がちに手をつなぐしぐさ。ほんのり希望があるラストも秀逸だ。

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