獄(ひとや)に咲く花 - 福本次郎

獄(ひとや)に咲く花

© 2010『獄に咲く花』製作委員会

◆獄中なのに句会や書道教室が開かれ、独房の行き来も家族の面会も自由、現代の刑務所と比較しても格段に人道的な獄内が新鮮だった。映画は若き革命家の先進的な思想に触れた女囚の目を通して、命がけで信念を貫く勇気を描く。(40点)

 獄中なのに句会や書道教室が開かれ、独房の行き来も家族の面会も自由、食事もきちんと支給されて懲役もない。ただ狭い敷地内から出られないだけの、いわば軟禁状態という獄のおおらかさに驚かされる。いくら身元がしっかりとした士分の囚人で逃亡の恐れがないとはいえ、牢獄の悲惨さは微塵もなく、囚人たちは時間を持て余している。現代の刑務所と照らし合わせても格段に人道的な処遇で、これぞ武士の特権とも思える獄内の描写が新鮮だった。映画は若き革命家の明るく先進的な思想に触れた女囚が再び生きる希望を見出していく過程で、命がけで信念を貫く勇気を描く。

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獄(ひとや)に咲く花 - 渡まち子

獄(ひとや)に咲く花

© 2010『獄に咲く花』製作委員会

◆幕府の目を盗んで密航しようとしたほどの松陰にならって、もう少し映画にも冒険心がほしかった(50点)

 吉田松陰の生誕180年を記念して作られた歴史ドラマ。1854年、幕末期。寅次郎(松陰)は海外密航に失敗し、長州・萩の武家専用牢屋敷の野山獄に投獄される。その獄は、一度入れられたら二度と生きては外には出られない絶望的な場所だった。そんな場所にも係わらず、他の囚人たちに気さくに声をかけ希望を持つように説き、短歌の会などを主催する寅次郎。獄のただ一人の女囚の高須久は、そんな寅次郎に惹かれていくが、安政の大獄と呼ばれる粛清の時代が迫っていた…。

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