◆もともとが深夜枠のTVドラマというだけあって、物語の展開やギャグはあくまでユルい。深夜ドラマではそのチープさも魅力だが、大画面のスクリーンで見るには少々キビしかった(30点)
漫画、ドラマで人気の「猿ロック」の劇場版は、水中アクションも披露するエンタメ映画。どんな鍵でも開けられないものはない天才鍵師のサルこと猿丸は、謎の美女・マユミの依頼で金庫を開ける。そこにあったトランクは実はヤクザが銀行から盗んだもので、中には多額の現金だけでなく、警察組織の権威に関わる重大な秘密が。そんなことは知らないサルはヤクザと警察の両方から追われるハメになる。マユミを信じて疑わないサルは彼女を守るために懸命だが、指名手配になったサルを助けるべく、商店街の幼なじみたちはある決断を下す…。
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◆銀行強盗、ヤクザ、警察、そして謎の美女。逃げては追い、信じては裏切られる複雑に入り組んだ人間関係の中でのスリリングな男の冒険は、スピーディで見る者に考える間を与えず、細かい矛盾や疑問点の芽を強引に引き抜いていく。(40点)
銀行強盗、ヤクザ、警察、そして謎の美女。突然主人公に降りかかった非日常が彼の人生を変えていく。逃げては追い、信じては裏切られる複雑に入り組んだ人間関係の中で、男のスリリングかつミステリアスな冒険がスピーディに描かれる。次々に立ちはだかる謎と難題を体当たりで解決して行く過程は、見る者に考える間を与えず、細かい矛盾や疑問点の芽を強引に引き抜いていく。だが、余りにも多くの登場人物に様々な意味を持たせ過ぎたため整理がつかなくなり、ストーリーは全体像が見えにくくなってしまった。
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