◆生活臭あふれる家族との会話や微妙なバランスの上に成り立つ友達との関係、登場人物の何気ない言葉や仕種。人間の日常生活を丁寧に描くことで、河童という非日常的なものを受け入れるための舞台装置にリアリティを与えている。(40点)
生活臭あふれる家族との会話や微妙なバランスの上に成り立つ友達との関係、そういった登場人物の何気ない言葉や仕種。人間の日常生活を丁寧に描くことで、河童という非日常的なものを受け入れるための舞台装置にリアリティを与えている。ただ、どうでもいいようなエピソードまで挿入し結果的に上映時間をいたずらに長くしてしまい、映画からスピードと躍動感を奪っている。テーマを絞り込みもう少し編集することで、内容を凝縮するべきだ。