母べえ - 福本次郎

時代の波に呑み込まれ、戦争のうねりに翻弄された家族。悪化する情勢の中、両親と2人の娘、その家庭に出入りする大人たちとの日常を丹念に拾い上げることで、ささやかな生活の中に人生の真実がたたずんでいるということを描く。(50点)

 時代の波に呑み込まれ、戦争のうねりに翻弄された家族。徐々に悪化する情勢の中、両親と2人の娘、そしてその家庭に出入りする大人たちとの日常を丹念に拾い上げることで、ささやかな生活の中にこそ人生の真実がたたずんでいるということを描く。いちばん幸せなものは何か、それは貧しくても、一家そろって食卓を囲むこと。その情景を通じて、国家権力の前では個人の命や尊厳など取るに足らないものであるが、そういったものをうまくやり過ごしながら生きながらえる小市民の知恵が細かく描写されている。

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母べえ - 渡まち子

家族、とりわけ母にスポットを当てた誠実な作品。(65点)

 家族、とりわけ母にスポットを当てた誠実な作品。治安維持法違反で逮捕された父に代わって家庭を支えた気丈な母親を、子供たちの目を通して描いていく。直接的に戦争を描かず、名もない市井の人々の痛みを表現する、練られた一つ一つのセリフが印象的だ。吉永小百合は年齢的にそぐわない役だが、かろうじてセーフなのは恋愛パートが薄味だから。リアリティを超えたところで勝負できるのが唯一無二の女優・吉永小百合だ。

母べえ - 前田有一

山田洋次監督の激しい感情に役者がついていけず(30点)

 全精力を注いだ時代劇「武士の一分」が、そのできばえの良さとキムタク主演の相乗効果で大ヒットした山田洋次監督。彼が次に選んだのは、反戦人情ドラマ『母べえ』だった。これは黒澤明作品の常連スタッフで知られる、野上佳代の自伝的小説を映画化したものだ。

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