椿三十郎 - 福本次郎

◆古典的名作を同じ脚本でリメイクすることの難しさ。顔が小さい現代の俳優からは荒々しさや狂気が消え、ほとばしるような迫力に乏しい。何より織田裕二には三船敏郎のような「鞘に納まりきれないギラギラした刀」の感じがない。(50点)

 完成度の高い古典的名作を同じ脚本でリメイクすることの難しさ。ストーリーもキャラクター設定も変更せず、モノクロをカラーにするだけだ。まったくそっくりに作り多少の物足りなさはあっても、面白いのはそれだけ元が優れていたということだ。しかし、主人公とライバルに扮する顔が小さい現代の俳優からは荒々しさや狂気が消え、ほとばしるような迫力に乏しい。何より織田裕二に「鞘に納まりきれないギラギラした刀」の感じがないのが残念だ。このあたり圧倒的な三船敏郎との「格」の差を感じずにはいられない。

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椿三十郎 - 渡まち子

(50点)

 何をやっても文句が出るであろう黒澤明作品のリメークに、挑戦した気概は買う。だが、見ている間はそれなりに楽しいものの、後には何も残らない。物語は、陰謀を阻止しようとする若侍たちを、型破りな浪人が助ける痛快時代劇だ。ラストの決闘を除いて、黒澤本人の脚本をそのまま使用し、まるで“安全運転”。映画は拡大再生産型のメディアなのでリメークすることに異論はないが、名匠への敬意だけでは才人森田の名が泣く。

椿三十郎 - 前田有一

黒澤明を出し抜く覚悟はあったのか?(35点)

 『踊る大捜査線』映画版の記録的ヒットにより、堰を切ったようにテレビ局による大作映画が氾濫した近年の邦画界。顧客のニーズを的確につかんだその映画作りは大成功し、ついに洋画の興行収入を上回るところまできた。私が長年望んでいた邦画の隆盛が実現したわけで、大変好ましく思っている。

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