◆みつばちがいなくなる事態は一大事だが、人間の一方的な善意や過剰なエコロジーの風潮への、やんわりとした批判に感じた(55点)
70年代に大人気だったTVアニメ「昆虫物語みなしごハッチ」の初の劇場版。生き別れた母親を探すみつばちを主人公に、勇気と希望というメッセージを分かりやすく描いている。スズメバチの襲来で連れ去られた母親を探すため、ひとりで旅を続けるみつばちの子ハッチ。森でさまざまな虫たちに出会うが、旅の途中で、人間が住む町・セピアタウンに迷いこんでしまう。そこでハッチは、なぜか虫と会話ができる少女・アミィと出会い、心を通わせるが…。