扉をたたく人 - 福本次郎

自分の殻に閉じこもる男の前に現れた青年と彼の恋人。行き場のない彼らと出会って、男はもう一度生きる喜びを取り戻す。映画は主人公の喪失感と、後に生まれる希望をベースに、米国社会に蔓延する不寛容と個人の良心を描く。(70点)

扉をたたく人

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 世間とのかかわりを最低限にとどめ、自分の殻に閉じこもる男。他人の干渉を避けて壁を作り、あえて孤独に身をおいて残り少ない人生からフェイドアウトしようとしている。そんな男の前に現れた青年と彼の恋人。真面目に働いているにもかかわらず、絶えず当局の目を気にしている。行き場のない彼らと出会ったことで、男はもう一度生きる喜びを取り戻す。映画は主人公の喪失感と後に生まれる希望をベースに、米国社会に蔓延する不寛容と個人の良心をコントラスト鮮やかに描く。

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扉をたたく人 - 渡まち子

リチャード・ジェンキンスの渋い演技が味わい深い(70点)

扉をたたく人

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 地味だが丁寧に作られた人間ドラマだ。60歳を超えて初主演の名脇役リチャード・ジェンキンスの渋い演技が味わい深い。孤独な大学教授ウォルターは、NYでシリア出身の青年タレクと出会い心を通わせるが、タレクが突然不法滞在を理由に拘束されてしまう。9.11以降、米国は、移民や不法滞在者に対して厳しい態度をとっている。移民によって作られた国が扉を閉ざす不寛容は、悲痛なものだ。だが映画は難しい社会派ドラマには寄らず、アフリカン・ドラムのジャンベという楽器の音色に思いを託すクレバーなスタイルをとった。湧き上がるリズムと人との出会いで、主人公は生きる喜びを再び感じ始める。物語の結末は現実を反映した苦いものだが、ウォルターが地下鉄の構内でジャンベを演奏するラストに希望を見出したい。

扉をたたく人 - 岡本太陽

トム・マッカーシーが描く人生をもう一度謳歌し始める男の物語(80点)

扉をたたく人

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 2003年に公開された『The Station Agent』、ピーター・ディンクレイジ主演で有名な作品で、『エデンより彼方に』、『エイプリルの七面鳥』と並ぶ女優パトリシア・クラークソンの代表作でもある。監督トム・マッカーシーが心に染みる素晴らしい脚本を書き、この映画はその年のインディペンデント・スピリット・アワードで初脚本賞を受賞している。

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