愛のむきだし - 前田有一

上映時間4時間の純愛叙事詩&パンチラ(45点)

愛のむきだし

© 「愛のむきだし」フィルムパートナーズ

 「自殺サークル」(02年)、「紀子の食卓」(05年)など、作家性を"むきだし"にする作品群で知られる園子温(そのしおん)監督の最新作は、上映時間237分、タイトルが出るのが開始1時間後という、これまたとんでもない純愛エンタテイメントであった。

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愛のむきだし - 渡まち子

時間を費やすだけの価値がある(80点)

愛のむきだし

© 「愛のむきだし」フィルムパートナーズ

 なんとエネルギッシュな映画だろう。神父の父が強制する懺悔に応えるため罪作りに励む純粋な少年ユウは、次第に女性の股間の盗撮のエキスパートに。ある日、彼は運命の女性ヨーコと出会い恋に落ちるが、彼らに怪しげな宗教団体の魔の手が迫る。ヨーコのパンチラにのみ欲情するユウだが、自分が変態であることを正面から肯定し、まさに“むきだし”で生きている。ユウの揺るぎないヨーコへの愛は、そこらへんの宗教よりよほど力強いのだ。盗撮、新興宗教、近親相姦、女装、同性愛と、次々に登場する背徳的な展開に驚くが、これらの描写は人間の本質と原罪を探るツールにすぎない。アブノーマルな行為が、信仰というフィルターを通して高純度の愛へと至る物語に、心から感動した。ふやけた笑顔の西島隆弘と挑発的な満島ひかり。共に適役である。ダンスのような盗撮テクはギャグすれすれで、かなり笑える。上映時間は3時間57分。ひるんではいけない。時間を費やすだけの価値がある。

愛のむきだし - 福本次郎

ほとばしるような激情が圧倒的なパワーとなるような、少年の肉欲をめぐる彷徨は波乱万丈、それがピュアな愛として昇華される過程は清明なカタルシスさえ味わえる。映画は人間の内奥に迫り、容赦なくむきだしの感情を抉り出す。(90点)

愛のむきだし

© 「愛のむきだし」フィルムパートナーズ

 ほとばしるような激情が圧倒的なパワーとなって、4時間近い上映時間を一気に突っ走る。先の読めない展開は一切の予断を許さず、俳優たちの熱演と緻密に練られた演出は細かい齟齬を力業でねじ伏せる。破壊的な情熱をフィルムに焼き付けたかのような物語は、園子温監督の魂を投影しているかのよう。一人の少年の肉欲をめぐる彷徨はまさに波乱万丈、それがピュアな愛として昇華されるラストには清明なカタルシスさえ味わえる。映画は人間の内奥に迫り、容赦なくむきだしの感情を抉り出す。

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