怪談 - 福本次郎

◆小手先の表現術よりも、情念が怨念に変わっていく様子を細密に描く。計算されたライティングと流麗な映像は美しさと儚さが同居し、男に溺れて破滅した女の罪深い想いを表現する。それは日本古来の幽玄を追及するような趣だ。(60点)

 小手先の表現術でショックを与えるよりも、情念が怨念に変わっていく様子を細密に描く。計算されたライティングと流麗なカメラワークの映像は美しさと儚さが同居し、ひとりの男に溺れて破滅した女の罪深いまでの想いを成就させる。そこにはあるのは恐怖よりも甘美な誘惑の香り、優柔不断な男が情の濃い女に絡め取られ苦悩と快楽の間で揺れ動いていく心理を、尾上菊之助が鋭利な流し目で演じている。それはホラーというよりも、むしろ日本古来の幽玄を追及するような趣だ。

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怪談 - 渡まち子

(70点)

 綺麗な作品だ。だが美しさばかりが目立ってさっぱり怖くないのが玉にキズ。この映画はホラー映画ではなく、文字通り古典的な日本の“怪談”だと思って見るべき。古典落語の真景累ヶ淵がもとで「親の因果が子に報いる」運命を官能的に描く。表面は優しいが芯は冷淡な新吉役の尾上菊之助がハマり役だ。

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