小三治 - 渡まち子

名人の生き方に頭が下がる(60点)

 記録を残すのが嫌いなことで有名な10代目柳家小三治のドキュメンタリー映画は、彼の人間性を垣間見ることができる貴重な作品だ。独演会や落語会、全国をまわる旅の道中や舞台裏から伝わるのは、芸に対する生真面目な姿勢である。「自分は現役のプレイヤーだから」と繰り返し、すでに江戸落語の名人になった今も決して守りに入らないところがいい。弟子の芸に対しては「教えることは何もない。ただ見ていればそれでいい」と断言する。小三治の最大の魅力である独特の“間(マ)”はこうやって生み出されてきたのだろう。ラストに演じる「鰍谷(かじかだに)」の語りには、思わず引き込まれた。趣味も多彩で、熱中する姿がどこか可愛い。言葉では多くは語らないが、仕事も遊びも必死で格闘する名人の生き方に頭が下がる。

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