◆「売春」「難病」「真実の恋」というケータイ小説の三題噺がベースの物語は、もしかしてコメディなのか。女子高生が「運命的な出会い」と思う男と交際する過程で、他人を愛することは自分を大切にすることであると学んでいく。(40点)
「売春」「難病」「真実の恋」というケータイ小説の三題噺をベースに、トラウマといじめ、自殺、レイプなど、陳腐な要素がてんこ盛りにされた物語は、もしかしてコメディなのか。容姿に恵まれた故にいつも友人たちの中心にいる女子高生が、積極的に体を売りカネを稼ぐ。さらに友人たちとも共謀し恐喝にまで手を染める。その手口はやくざ顔負けの狡猾さで、前半のヒロインの言動には嫌悪感しか覚えない。映画は、そんな彼女が「運命的な出会い」と思い込んでいる男と交際する過程で、他人を愛することは自分を大切にすることであると学んでいく。
この映画の批評を読む »
◆コテコテのお涙頂戴ものに大人の映画ファンはドン引き(20点)
大人気ケータイ小説が原作で、カリスマティーンモデル・佐々木希が初主演した純愛映画だ。飛びぬけて美しく、常に仲間の中心にいる女子高生・理央。性別を問わず誰もが彼女に夢中になるが、理央自身は過去のトラウマから他人を信じられず、お金にしか興味がない。近寄ってくる人間を利用するだけだった彼女は、17歳になったある日、35歳で無愛想な大学講師・光輝と出会い、運命的な恋に落ちる。だが光輝には彼女を受け入れられない理由があった。
この映画の批評を読む »
◆トンデモ物としては最高(75点)
『恋空』の倍以上読まれたといわれる大人気ケータイ小説の映画化である本作は、モデル出身の佐々木希のセミヌードポスターも大きな話題となった。そして実際見てみると、意外や意外、期待をはるかに上回る出来であった。
この映画の批評を読む »