今度は愛妻家 - 福本次郎

◆ケンカばかりしていても深く愛し合っている夫婦の、本当は相手の心を分かっているけれど素直に感謝を口にできない照れくささが妙味を見せる。一見古いホームドラマのようで、重い喪失感と後悔を含蓄に富む物語にまとめている。(70点)

 かいがいしく夫の世話を焼く妻、妻を鬱陶しく思いつつも甘えてしまう夫。ケンカばかりしていても深く愛し合っている夫婦の、本当は相手の心を分かっているけれど素直に感謝を口にできない照れくささが妙味を見せる。そして、妻の家出が夫にもたらす解放感と無気力。長年連れ添った夫婦だけがたどり着くなれ合いという名の愛情を、ほとんど室内の限定された空間の中で、ふたりのベテラン俳優が芝居のせりふのような間の掛け合いを見せる。一見古いホームドラマのようで、重い喪失感と後悔を含蓄に富む物語にまとめている。

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今度は愛妻家 - 渡まち子

◆見終わってタイトルの意味が分かり、思わずホロリとする(60点)

 平凡な中年夫婦が再出発を決意する物語は、ささやかな日常を丁寧に描く前半と後半のどんでん返しの対比が効いている。かつては売れっ子カメラマンだった北見俊介は、今では仕事もせずグウタラと暮らしている。浮気までするダメ亭主を、妻のさくらは明るく献身的に支えるが、ある日、さくらは唐突に「別れて」と切り出し、俊介を動揺させる…。

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今度は愛妻家 - 小梶勝男

◆一見、ニール・サイモン風の恋愛会話劇に見えながら、叙述トリックで驚くべき展開を見せる。夫婦にとって互いの存在とは何かを問う、「喪失感」がテーマの秀作(81点)

 小説に「叙述トリック」という言葉がある。ある事実をわざと隠すような書き方をして、読者に間違った先入観を持たせて驚きの展開に持って行く手法で、アガサ・クリスティーの「アクロイド殺人事件」などがその代表作だ。本作にはその叙述トリックが実に巧みに使われている。最初はニール・サイモン調のユーモラスな恋愛会話劇のように思えるが、中盤で驚くべき展開を見せる。そこから、前半の場面の様々な意味が全く変わってくる。

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今度は愛妻家 - 前田有一

◆「甘さ」に疲れる(40点)

 子供のいない夫婦にとって、離婚のハードルはさほど高くない。男にとっては経済的な痛手だがそれは、別れなくとも似たようなもの。基本的には、それほどドラマチックなイベントではなく、むしろアチラから言い出してくれりゃ万々歳、てなものである。

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